原文入力:2012/03/22 08:20(1210字)
←イ・ヨンホ前大統領府雇用労使秘書官が20日午後ソウル、太平路(テピョンノ)の韓国言論会館で開かれた記者会見場に入っている。 キム・ジョンヒョ記者 hyopd@hani.co.kr
イ・ヨンホ‘支援官室は動かさなかった’話にもならない釈明
イ・ヨンホ前大統領府雇用労使秘書官は21日<朝鮮日報>とのインタビューで "(亡くなった)キム・ヨンチョル国務総理室事務次長が支援官室を作ろうと主張した。パク・ヨンジュン次官が作ったというのはデタラメだ。支援官室の報告を受けたのは労働部業務の協力次元だった」と主張した。 しかし支援官室ウォン・チュンヨン調査官の手帳には略称‘2B(訳注:韓国語読みではイービー、イ秘に通じる)’と呼ばれたイ前秘書官の痕跡が残っている。
大韓赤十字社関連情報としては 「韓国赤十字○○○調査(連動)/早く調査2重プレー/公共医療課担当事務官 対面質問/8.15付け辞表を5.30提出/操縦している奴 労組側は?/イ・セウンのロビー コース/任命背景指向」と書かれていた。イ・セウン氏が総裁を務めていた大韓赤十字社関連情報であるわけだ。 ここには「2B 立場でもう少し正確な資料」という字句も合わせて書かれている。 公職倫理支援官室で情報を収集し、イ前秘書官に報告していたという情況を示す内容だ。
また、手帳には「梧琴洞(オグムドン)2B」という表現も出てくる。以前、チャン・ジンス前主務官は最高裁に出した上告理由補充書で「私が支援官室に勤める間、イ・ヨンホ秘書官とチェ・ジョンソク行政官、チン・ギョンナク課長、キム・チュンゴン課長らは何か隠密な対策のようなものを議論する時、イ・ヨンホ秘書官の自宅やその付近で行うケースが何度(か)あった」と明らかにした経緯がある。イ前秘書官の自宅があるソウル、松坡区(ソンパグ)、芳夷洞(バンイドン)の付近である梧琴洞(オグムドン)で、彼らの間に隠密な会議がなされたものと推定される。
イ前秘書官が業務関連性もない支援官室を秘密裏に動かしていたということは、官界ではすでに知られている公然たる事実だ。‘大物’を背に負ったイ前秘書官の‘壟断’を大統領府内でも一時期防げなかったということのようだ。 また、支援官室の庶務を引き受けていたチャン前主務官が毎月特殊活動費280万ウォンを引きだして大統領府雇用労使秘書官室のイ秘書官に200万ウォン、チョ・ジェジョン先任行政官に50万ウォン、チェ・ジョンソク行政官に30万ウォンを渡していた事実も、イ前秘書官が支援官室を取り仕切っていたという強力な物証の一つだ。 キム・テギュ記者 dokbul@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/524677.html 訳J.S