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‘原発広報’人士が1番…‘経済民主化’人士は0人

原文入力:2012/03/20 21:32(1420字)

←ミン・ビョンジュ研究委員

[セヌリ党 比例代表 46人 発表]
ミン・ビョンジュ 1番、朴槿恵11番
MBノミクス 核心 含まれ
‘米 直払金’を手にしたイ・ボンファも

 セヌリ党が20日、原発広報に注力したミン・ビョンジュ韓国原子力研究院研究委員を4・11総選挙の比例代表候補順位1番に配置した。 日本原発事故を契機に起きている脱原発の声と相反するという指摘が出た。 朴槿恵非常対策委員長がこの間強調してきた経済民主化関連人士は誰もいなくて問題前歴のある人々が多数含まれたという批判が提起された。

 チョン・ホンウォン セヌリ党公職候補者推薦委員長はこの日「どれほど国民に感動を与えられるかという点を多く考慮した」として、ミン・ビョンジュ候補など46人の比例代表候補者名簿を発表した。 比例代表順位1番に配置されたミン・ビョンジュ研究委員は日本九州大学で物理学博士学位を受けた後、20年余りにわたり韓国原子力研究院に勤務し、原発広報に注力した。 セヌリ党党役員は「日本原発事故以後、反対世論が強いのに、総選挙が差し迫り論争を呼び起こすだけの公認」と話した。 進歩新党は「核マフィア広報大使も国会進出させようとするもか? ミン候補の公認を嘆く」と論評した。 ミン研究委員はミン・ケシク前現代重工業会長の姪として知られている。

 経済分野候補らの場合、経済民主化関連の人士はおらず、朴槿恵非常対策委員長キャンプ出身人士たちで満たされた。 比例代表12番アン・ジョンボム成均館(ソンギュングァン)大教授は、2007年大統領選挙競選の時に朴委員長が出した‘チュルプセ(減税・規制緩和・法秩序確立)公約’の助力者であった。 朴委員長のシンクタンクである国家未来研究院は地方区候補3人と共に計4人の公選者を輩出した‘公認タンク’となった。MBノミクスの核心人物と見なされるイ・マンウ高麗(コリョ)大教授も比例代表10番に配置された。 イ教授は最近金融通貨委員検証段階で多すぎる財産が問題になり脱落したと知られた。

 比例2番を受けたキム・ジョンロク韓国身体障害者協会中央会長は障害側の比例候補を民主的に選定するために‘2012障害者総選挙連帯’を作る先頭に立ったが、本人が手続きを無視して直接比例申請を行い障害団体の批判を買っている。 当選圏である15番を受けたイ・ボンファ前保健福祉部次官は次官在任当時の2008年2月に農業者だけが受け取れる米作所得補填直払金を瑞草(ソチョ)区庁に申請した事実が明らかになり辞任した経緯がある。 所有農地(京畿、安城(アンソン))については1986年に偽装転入し不動産投機用に買いとったという疑惑も買った。 論難が起きて、当時ハンナラ党ホン・ジュンピョ院内代表も「問題がある要人の自主的辞退」を要求した経緯がある。

 朴槿恵非常対策委員長は当初1番配置が有力だったが、本人が固辞して11番を受けた。 選対委スポークスマンに内定したイ・サンイル<中央日報>論説委員は現職言論人身分から比例8番候補へ直行した。

イム・インテク記者 imit@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/524401.html 訳J.S