原文入力:2012/03/20 21:12(1428字)
←大統領府が民間人査察事件を隠蔽しようとしたと暴露したチャン・ジンス前国務総理室公職倫理支援官室主務官(中央)が20日午前、ソウル、瑞草洞(ソチョドン)、ソウル中央地検に参考人資格で召還され、庁舎に入り取材陣に囲まれている。 パク・ジョンシク記者 anaki＠hani.co.kr
チャン・ジンス検察出席…大統領府核心まもなく連続召還
‘民間人査察’事件の隠蔽疑惑を受けているイ・ヨンホ前大統領府雇用労使秘書官は20日ソウル、太平路(テピョンノ)の韓国言論会館(プレスセンター)で記者会見を行い、自身が公職倫理支援官室のハードディスク削除を指示したと明らかにした。 しかしイ前秘書官は「ハードディスクに公務員監察に関する政府部署の重要資料をはじめとして個人の身上情報が入っており、外部に流出する場合、国政混乱が惹起される恐れがあると判断しただけであり、証拠隠滅ではない」と主張した。
また、イ前秘書官は「チャン・ジンス主務官に2000万ウォンを与えたことは事実だが、これは口止め用ではなく善意で与えた」と主張した。 これに先立ち、大統領府が民間人査察事件を隠蔽しようとしたと暴露したチャン・ジンス前国務総理室公職倫理支援官室主務官がこの日午前 検察に出席して夜遅くまで調査を受けた。 検察はチャン前主務官に対する調査を終えた後、イ・ヨンホ前秘書官、チェ・ジョンソク前大統領府雇用労使秘書官室行政官など今回の事件の核心人物を相次いで召還する計画だ。
ソウル中央地検特別捜査チーム(チーム長 パク・ユネ)はこの日チャン前主務官から△公職倫理支援官室ハードディスクの永久削除を指示した人はチェ・ジョンソク行政官であり△リュ・チュンニョル国務総理室公職服務管理官を通じてチャン・ソンミョン大統領府公職規律秘書官から5000万ウォンなど計1億1000万ウォンを‘口止め料’として受け取ったという陳述を確保したと明らかにした。 検察関係者は「弁護士が立ち会った状態で調査が順調になされている」と伝えた。 検察は調査分量が多くチャン前主務官を21日に再び召還する計画だ。
この日午前10時、ソウル中央地検に出席したチャン前主務官は「真実は明らかにされなければならない。(検察に)ありのまま全て申し上げる」と話した。 この日チャン前主務官の弁護人として一緒に出てきた民主党MB政権不正真相調査特別委員会所属のイ・ジェファ弁護士は「検察が捜査意志を持っているならば、きちんと捜査に協力するが、そうでなく以前のように尻尾切り捜査をするならば協力しない」として「言論に公開した録音ファイルを持ってきたし、別の録音ファイルの内の一部も持ってきた」と話した。
検察は大統領府要人らがチャン前主務官に金銭を与えて法廷証言を阻む行為が偽証教唆罪に該当するかを検討している。チャン前主務官は2010年9月、支援官室のハードディスクを永久削除した容疑(証拠隠滅)で不拘束起訴され、控訴審までで懲役8月，執行猶予2年を宣告され、現在は最高裁で裁判が進行中だ。 キム・テギュ記者 dokbul＠hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/524404.html 訳J.S
