原文入力:2012/03/19 20:33(1884字)
セヌリ党 145席、民主+統合進歩党 142席 展望
1 首都圏野党 6:4 優勢
2 釜山・慶南(キョンナム)野党風 微弱
3 無所属候補ら退潮
4 比例代表 与・野 同等
各政党の公認作業が終えられながら徐々に4・11総選挙結果に関心が集まっている。セヌリ党と民主統合党で戦略を担当している実務党役員に19日、選挙構図と議席展望を尋ねた。 セヌリ党党役員は「野党が韓-米自由貿易協定と済州(チェジュ)江汀マウルを誤って扱い、序盤で公認に失敗したために政権審判論構図が揺れている」として「民主党が代案政党の姿を示せないためにやれるという雰囲気」と話した。 民主統合党の党役員は「基本的に李明博政権審判と野党圏連帯構図が作られた」としつつも「画期的な民生政策を提示して若い有権者の投票参加を引き出すことができなければ難しい選挙」と話した。 選挙序盤の状況に対する認識は似ていたわけだ。
議席はどうなるのだろうか? 計算のためにいくつかの前提を置いてみた。
最初に、与野党共に今回の選挙の勝負は首都圏で出ると展望した。地方区246議席の中で首都圏は45%を越える112席(ソウル48,仁川12,京畿52)だ。 セヌリ党は首都圏の議席差は大きくないだろうと予想した。 弾劾逆風が吹いた2004年も、李明博大統領の圧倒的当選が影響を及ぼした2008年選挙の‘偏り現象’は現れないということだ。民主党もセヌリ党の分析に大きく異議を唱えなかった。「首都圏で野党が6対4程度で優勢を示すだろう」と展望した。2000年の16代総選挙当時、首都圏で新千年民主党は56席、ハンナラ党は40席を占めた。
第二に、首都圏を除く地方ではセヌリ党が優勢だ。 嶺南(ヨンナム)の議席が多いためだ。 嶺南は釜山(18)・蔚山(ウルサン)(6)・慶南(キョンナム)(16) で計40席、大邱(テグ)(12)・慶北(キョンブク)(15) の27席を合わせて67席だ。 そして湖南(ホナム)は30席(光州(クァンジュ)8,全南(チョンナム)11,全北(チョンブク)11,忠清(チュンチョン)25席(大田(テジョン)6,世宗(セジョン)1,忠南(チュンナム)10,忠北(チュンブク)8,江原(カンウォン)9席、済州(チェジュ)3席だ。 湖南(ホナム)・忠清(チュンチョン)・江原(カンウォン)・済州(チェジュ)を合わせれば嶺南(ヨンナム)とちょうど同じ67席だ。
釜山・蔚山・慶南は野党旋風が予想より微弱だということが与野党の一致した分析だ。 この地域でかろうじて5席程度を取れるというのが野党関係者たちの展望だ。 忠清圏では朴槿恵委員長の影響力と世宗市争点などでセヌリ党の躍進が予想される。相対的に自由先進党の威勢は以前にはおよばない。 セヌリ党、民主党、自由先進党の3分割を仮定できる。 江原・済州は野党の伯仲優勢が予想される。
第三に、無所属候補らの退潮だ。 4年前には‘親朴無所属連帯’をはじめとして親与指向の無所属候補らが大挙出馬したが、今回はセヌリ党に合わさった。 第四に、比例代表は54席の中でセヌリ党が25席、民主党と統合進歩党を合わせて25席程度を占めるだろうと仮定して見ることができる。 19日に発表されたある世論調査機関の政党支持率は、民主党と統合進歩党を合わせればセヌリ党と正確に一致する。
このような前提の下にセヌリ党の議席を予想してみれば、首都圏45+嶺南62+湖南0+忠清8+江原4+済州1+比例25で145席となる。 野党圏連帯に成功した民主統合党と統合進歩党議席を合わせて、首都圏67+嶺南5+湖南30+忠清8+江原5+済州2+比例25で142席になる。無所属を除いたので実際の議席はこれより減るだろうが、とにかく首都圏で野党が6対4で勝っても、院内第1党はセヌリ党が占める可能性が高いのだ。
もちろんこのような計算はセヌリ党の首都圏と嶺南地域での善戦を前提としたものだ。 民主党の戦略分野で長く働いた専門家は「本格選挙戦に入れば今の雰囲気とは異なり、李明博政権審判論が猛威を振るい野党圏単一候補がはずみをつけることになるだろう」と見通した。 ソン・ハンヨン先任記者 shy99@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/524187.html 訳J.S