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001でかけた‘済州(チェジュ)7大景観投票’国際電話ではなかった

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/523222.html

原文入力:2012/03/13 08:15(1298字)

KT専用回網を利用、サーバーだけを国外に…事実上 国内電話
料金は144→180ウォン、携帯メールも50ウォン高く

 済州島を‘世界7大自然景観’に選ばれるようにするために政府と済州道庁などが汎国民的参加を誘導した‘国際電話投票’が、事実は国際電話ではなくサーバーだけを国外に置き専用回線に連結していた事実上の国内電話だったことが明らかになった。

 キャンペーン提携通信社であるKTは12日<ハンギョレ>に「該当国の交換機を経て特定番号に連結される国際電話方式ではなかったが、隣接国に投票サーバーを置いて国際網を利用して投票を進行した」と明らかにした。国内からは‘001-1588-7715’に電話をかけたが対応する外国の電話番号はもともとなかった。

 2010年12月29日に開設されたこの番号は当初001-44-758-900-1290(投票地 英国)の短縮番号だったが、KTが2011年4月1日に専用サーバーを設置して携帯メール投票システムを追加し韓国語案内を入れた時点から国際電話ではなくなった。 だが、国際電話識別番号001をそのまま付けてキャンペーンに使われた。

 KTは<ハンギョレ>の質問に対する回答で「(2011年4月1日以後にも) 1588-7715短縮番号を使い続けたのは、既に該当番号が汎国民的投票番号と認識されていたし、(番号を変えれば)使用中の各種印刷物の交換などの問題があった。 汎国民推進委と済州道庁の‘番号変更不可’要請を反映した結果であった」と明らかにした。済州道の要請で仕方がなかったという釈明だ。 だが、済州道高位関係者はこれに対して「KTは明確に私たちに国際電話だと言った。国際電話でなかったとすれば深刻な問題だ」と主張した。

 実際、7大自然景観候補国は全て国内通信網で携帯メール投票を進行した。7大自然景観を選定するニューセブンワンダース財団が候補国に提携通信社を定め、自国民を対象に積極的投票を実施するよう勧告したことに伴うものだ。 だが、韓国だけが001識別番号を付けて国際電話であるかのようにして投票を進めた。 キャンペーン参加電話が国際電話であるかのように偽装され世界7大自然景観投票は国家間競争イベントであるかのように膨らまされた。

 KTは国際電話から専用回線を通じた国家別投票に切り替えておきながら、料金は既存の1件当たり144ウォンから180ウォンに値上げし、携帯メール料金も国際携帯メールの100ウォンより50ウォン高い150ウォンを適用した。 ニューセブンワンダース財団の主な金脈は、各国の提携通信社を通じた通話料収入だ。通話料収入が増えるほど財団と提携通信社の配分額が多くなる構造だ。

ク・ポングォン、済州/ホ・ホジュン記者 starry9@hani.co.kr

原文: 訳J.S