原文入力:2009-03-16午後07:58:29
[開城工業団地 ‘一方通行’]
北側, 国際社会冷たい世論意識 自ら失敗を招く手法刈り取り
南側, 三日後には企業94%ライン・ストップ…妙案見つからず
ソン・ウォンジェ記者,キム・ジンス記者
←北韓が京義線陸路通行を遮断し開城工業団地に留まっていた南側業者職員と公団関係者たちが16日午後、京畿,坡州市,都羅山南北出入事務所に戻り家族に安否電話をし車へ向かっている。 坡州・都羅山/キム・ジンス記者jsk@hani.co.kr
開城工業団地通行遮断と関連した争点が、‘民間人の身辺安全’から‘工団運営の持続性’可否に変わってきている。北韓が16日、開城工業団地の陸路通行の内、帰還だけを許し北韓訪問は継続して許可しなかったためだ。
この日、北の‘一方通行許容’で南側人員の‘抑留’不安感はひとまず水面下に潜伏する展望だ。もちろん北側の一方的帰還遮断措置が再現される可能性は依然として残っている。‘完全解決’と見る段階ではない。しかし13~15日の3日間、足止めをくった未帰還者たちが帰ってくることにより、これらを巡る‘抑留’論議は消え失せることとなった。
北側の帰還許容は敏感な‘民間人の安全’と直結した問題を触れたことに対し、南側と国際社会の冷たい世論を意識したためと見える。ある政府関係者は「韓国政府の対北韓政策転換を圧迫するための手段として使ったことなのに、むしろ北韓に対する反感が広がるなど自ら失敗を招く手法になり刈り取ったもの」と話した。
北側が開城工業団地を対南圧迫カードに使おうとする試みをあきらめたのではない。北側は相変らず開城工業団地南側関係者たちの北韓訪問は受け入れなかった。原・副資材と現地滞留者の食糧,暖房用ガスなどを積んだ車両の出入りも許さなかった。四日目の北韓訪問遮断で開城工業団地の企業活動には深刻な障害が現れていると入居企業らは訴えている。原・副資材不足で相当数の企業で生産支障が起きており、生産が全面中断された韓国系企業も続出している。開城工業団地企業協議会アンケート調査によれば、,開城工業団地出入り規制が1週間持続しても入居企業の94%が稼動を中断しなければならない状況と答えた。1週間まではもう三日しか残っていない。
←開城工業団地入居業者関係者たちが16日午前、京畿,坡州市,長湍面,都羅山南北出入事務所駐車場で北韓訪問手続きの再開を待って話している。 坡州・都羅山/キム・ジンス記者jsk@hani.co.kr
このために一部では北側が開城工業団地中断まで念頭に置いて高強度圧迫に出たという分析が出ている。‘北韓訪問遮断-帰還許容’措置が続けば開城工業団地は自然に空洞化される。北側としては中断責任を負わずに工団を枯死に追い込むことができる構図だ。
しかし北側が‘公団中断’まで覚悟するという意図を帯びているとは見難いという反論がさらに多い。イム・ウルチュル慶南大研究教授は「開城工業団地を閉じることになる場合、北としては本当に対南カードが一つもない困窮した状況になる」と話した。北側が最後のカードを投げる程に今を決定的状況と見ているという傍証もあらわれていない。北側は昨年12月1日‘1次措置’として開城工業団地陸路通行を制限・遮断した。その後まだ2次措置については言及せずにいる。イム研究教授は「1次措置以後、工団内北側関係者たちは開城工業団地はずっと続けていくという意志を明確にしてきた」として「今回の場合もキーリゾルブ訓練に対する対応次元で一時的に工団を圧迫カード化したと見なければならない」と話した。
北側が牌’を変えて来たが、南側は今回も妙案がない。企業らはこの日直ちに帰還人員を予定より35%減らし公団空洞化に対抗した。政府は引き続き入出境計画を送り、通行正常化を促すという方針だ。再発防止のために開城工業団地撤収まで覚悟した強硬な対応を注文する声もあるが、‘帰還’問題がひとまず解けただけに当面の考慮対象ではない。政府関係者は「現在では落ち着いて原則的に対応するより方法がない」と話した。
ソン・ウォンジェ記者wonje@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/344453.html 訳J.S