原文入力:2012/03/04 19:01(2013字)
政党革新評価と総選挙展望
"民主党がセヌリ党よりマシだ" 26人中2人だけ
ハン・ミョンスク代表 リーダーシップ脆弱… "民主党上昇の勢 折れた"
"政権審判論が最大争点" 民主 第1党 可能性は高い
<ハンギョレ> 2次政治専門家パネル調査の結果、公認刷新など政党革新努力評価で、セヌリ党が民主統合党の‘刷新不振’にともなう反射利益を享受していることが明らかになった。 しかし‘MB審判論’が4・11総選挙の最大争点になるだろうという展望の下、大多数の専門家が依然として民主党の第1党の可能性を予想した。
4日に終えられた2次調査に参加した専門家26人の内、19人はセヌリ党が民主党より政党革新を上手くやっていると評価した反面、民主党がセヌリ党よりマシだという専門家は2人に留まった。ただし、今回の調査はセヌリ党が1次、民主党が2次公認発表のみを行った状況で進行されたため公認全般に対する評価としては限界がある。
専門家たちの多数は基本的にセヌリ党の政党革新に対しても批判的に見た。セヌリ党の刷新努力に対して "成功的" (コ・ソングク)とした専門家は8人にとどまった反面、 "残念だ" (コ・ウン)とか "国民の目の高さに達し得ない" (ユン・ピョンジュン)等の低い評価をした専門家は16人に達した。 多くの専門家たちは "誰がより悪かったか" (チョン・サンホ)のゲームで民主党が上回ることによりセヌリ党が相対的に優位を享受しているという逆説的な評価を出した。 去る25日、一般国民800人を対象にした世論調査結果に続き政治専門家たちも民主党の公認など刷新の動きに警告音を発したと分析される。
民主党の問題点としては公認刷新の失敗を提起する見解が多かった。ユン・ヒウン韓国社会世論研究所調査分析室長は「民主党が統合過程で市民社会と労働界まで吸収しながら刷新公認の期待感を一層高めておきながら、改革性・斬新性・多様性を全く見せることができなかった」と分析した。 チョン・ウォンチェク弁護士は 「1審有罪判決受けた方を公認することによって民主党はすでに失策を犯している」とした。
ハン・ミョンスク代表など党指導部のリーダーシップに対する批判も提起された。 コ・ソングク政治評論家は「民主党は楽観ムードに染まっており改革に基づく公認ができず、ハン代表のリーダーシップが脆弱で戦略的歩みがない」として「反面、セヌリ党は朴槿恵非常対策委員長の指揮の下、一糸不乱な動きを見せている」と話した。しかし「大統領選挙への欲がないハン代表は党を掌握しなければならないという欲求が朴委員長より少なく、相対的に民主的方式で党を運営できる位置」として「政党革新の側面では民主党がむしろセヌリ党よりマシだ」(シン・ユル)という相反する評価も出てきた。
とはいえ、大多数の専門家が総選挙で民主党の第1党の可能性を予想したのは、政権審判論が今回の最大争点となるという展望のためだ。 キム・ウク培材(ペジェ)大教授は「今回の総選挙は結局、李明博政府に対する審判の意味が最も大きい」として「朴槿恵委員長が李明博政府との差別化を試みているが成功は難しい」と話した。 その一方で多くの専門家たちは、民主党が政党革新の側面で主導権を失ったせいで過半数の議席を占める可能性は大幅に減ったと診断した。ハン・ギヨン ハンギョレ社会政策研究所研究委員は「民主党の院内第1党の可能性は依然として高いが、以前と比較すれば上昇勢いが顕著に折れた感じ」と話した。ユ・チャンソン政治評論家は「民主党が刷新競争で大きく出遅れ両党の格差が狭まっており、単独過半数は難しいだろう」とし「統合進歩党の議席数と合わせてこそ野党圏の過半議席確保が可能になるだろう」と見通した。モク・ジンヒュ国民大教授は「セヌリ党が(政府審判論を)挽回するには時間が足りない」として「ただし国民が首をかしげさせる歩みのために民主党が過半を越すことも難しいだろう」と分析した。
「公認などの戦略失敗が今後も続く場合、民主党が意外に惨敗することもありうる」(チョン・ウォンチェク)という見解も一部で提起されている。チャン・トクチン ソウル大教授は「ハン代表体制の安易な状況認識と無能力などの状況変化で民主党の第1党の可能性は非常に低くなった」と分析した。 キム・ヌング イーウィンコム(e-wincom)代表は「民主党がはやく逆風を克服できなければ予測しにくい状況になりかねない」とした。
ソン・ウォンジェ記者 wonje@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/521853.html 訳J.S