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‘太陽を抱いた月’PDも "ストライキ積極支持、使用側は曲解するな"

原文入力:2012/02/27 21:12(2066字)

←4日午前、ソウル江南区(カンナムグ)、大峙洞(テチドン)のソウル貿易展示コンベンションセンター(SETEC)で開かれた2011大韓民国帰農・帰村フェスティバルでキム・ジェチョル(左側) MBC社長がツルニンジン料理を試食している。 写真ニューシス

ストライキに参加しないドラマPDたちが声明
キム・ジェチョルMBC社長‘法人カード7億 湯水のように’論難

労組、2年分の使用明細を公開… "有名ブランドバッグ・高級美容室 決済"
"ブランドバッグ、真珠ネックレスを社長の法人カードでなぜ買ったのか?"(<文化放送>(MBC)労組)
 
"演技者、作家日対する答礼品として買った。誰に与えたかは営業秘密だ。" (キム・ジェチョル社長)

 1月30日からストライキを行っている文化放送労組が27日、キム社長が去る2年間に使った法人カード使用明細(内訳)を公開し、私的流用疑惑を提起した。使用側は 「業務用だけに使った」と反論した。

 労組はこの日午前、記者会見を行い「去る2年間にキム社長名義の法人カード使用額は2億ウォンを超えており、秘書陣が決済した法人カード使用額は5億ウォン」とし「職員1600人であるキム社長の費用が市民1000万人のソウル市長と同等だ」と主張した。文化放送は商法上は株式会社に分類されており、社長法人カード使用に対する外部監査は受けていない。

 国会に決算報告をする<韓国放送>(KBS)社長の法人カード月間使用限度額は500万ウォンだが、文化放送は限度が決まっていない。

 労組が公開した使用明細を見れば、キム社長はブランドバッグ売場と高級貴金属店、女性衣類売場、デパートなどで法人カードを使用し数千万ウォンを使っていた。 国内免税店と航空機機内免税物品の購入にも1000万ウォン以上を使った。高級美容室と化粧品店などでも使った。 休日にも数千万ウォンの決済がなされた。 労組は「ソウル、釜山、大邱(テグ)、慶南(キョンナム)、昌原(チャンウォン)など一流ホテル30ヶ所余りを平日はもちろん週末にも随時通って数千万ウォンを使い、ホテルでの個人名義使用件数は188件にもなる」と主張した。

 このような主張に対し使用側は特報を出し「法人カードは業務関連用途にのみ使った」と釈明した。使用側は「前任社長時期には22億ウォンにとどまっていた協賛金受取額が、キム社長になって2010年46億ウォン、2011年114億ウォンへと大きく増えた。これはキム社長が協賛を受けるために全力で奔走しているために得られた結実」と説明した。 イ・ジンスク広報局長は「社長が協賛を取ってくるためには人に何度も会わなければならず、当然にお金もたくさんかかる。活動もせずに事務室に座って少し使うのがより良いということなのか」と反論した。「会社運営のための公式会食や贈り物などの購入代金、業務協議のための食事代として使った」ということだ。

 イ局長は美容室での決済については「キム社長が製作発表会の時に演技者にプレゼントするのを多く見た。演技者の好みによりブランドバッグを与えたり高級化粧品を与えたりした。 江南の美容室ではそのような高い化粧品を売っている」と説明した。頻繁なホテル利用については「昨年MBC広域化の時、晋州(チンジュ)・昌原(チャンウォン)の関連会社職員の宿泊と食事代を決済するのに費用がたくさんかかった」と釈明した。

 文化放送の最大株主である放送文化振興会の野党推薦理事は、今週中に理事会を招集し使用側に詳細な法人カード使用内容の提出を要求し、労組が提起した疑惑を調べる計画だ。 ハン・サンヒョク野党側理事は「業務推進費を使って任意に個人に対し贈り物費用として使ったとすれば、それ自体が問題であり、社長の言葉が事実だとしても出演陣に贈り物を与えるためにブランドバッグを買う行為は非常に不適切だ」と話した。

 チョン・ヨンハ労組委員長は「使用内訳を透明に公開し具体的な説明を通じて疑惑を解消できないならば、業務上背任容疑で告発する」と明らかにした。使用側関係者は「労組の要求に応じて詳細な内訳を明らかにすることはせず、捜査機関の要請があれば全てを明らかにする」と話した。

←ドラマ<太陽を抱いた月>

 この日、ストライキに参加しなかった<太陽を抱いた月>等のドラマ ディレクター51人中の50人も記名声明を出しストライキ支持を宣言した。彼らは「ドラマ構成員は今回のストライキの正当性に共感して積極的に支持、参加する。(使用側は)今後、ドラマの特殊性を曲解しドラマ構成員の真心を糊塗するな」と宣言した。

クォン・クィスン記者 gskwon@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/entertainment/521028.html 訳J.S