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‘数百億ウォン 派生商品で損失’外部公開は高大総長-理事長の軋轢のため?

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/520760.html

原文入力:2012/02/25 02:16(988字)

 最近、高麗(コリョ)大学校法人(財団)高麗中央学院の派生商品投資損失(△高麗大財団、ハイリスク金融投資で100億台損失)問題が外部に公開されたことと関連して、キム・ビョンチョル高麗大総長とキム・ジョンベ財団理事長間の葛藤がその背景として議論されている。

 24日、高麗大教授など学校関係者の話を総合すれば、総長と理事長は互いに顔も向け合わない程に葛藤の谷が深まっていたと伝えられた。 特に財団の投資損失問題が理事会会議録にそっくり記録されて公開されたことを巡り、二人の間の葛藤から始まったのではないかといううわさが絶えない。

 匿名を要請したある教授は「法人が理事会の審議・議決も受けずにこのような投資を慣行的に行ってきたと聞いた」として「このような慣行の良し悪しは別にして、特定懸案だけが浮上したのには理事長を牽制しようとする総長の影響が作用したのではないかという疑いがある」と伝えた。キム・ジョンベ理事長とキム・ビョンチョル総長の対立は、昨年3月キム総長就任直後から始まったと知られた。 匿名を希望したある学校関係者は「理事長が学校の仕事に介入していると公言したことにより両者の関係が歪んだと見られる」と語った。

 財団の投資損失問題を契機に総長と理事長間の葛藤説がふくらみ、高麗大教授議会は去る23日夜、臨時会議を開き対応方案などを議論した。 教授議会は総長と理事長の葛藤による問題を看過できないという意を両者に伝達すると発表された。 教授議会関係者は「高麗大発展の二本の軸である総長と理事長に投資損失問題をどのように解決するのか、また財団と理事会でどんなことが起きているのか事実確認を要請する計画」と明らかにした。

 一方、全国大学労働組合高麗大支部は23日声明書を出し「財団のハイリスク派生商品投資損失は私学の民主的な運営のために私立学校法で規定された‘大学評議員会’構成と‘開放理事’選任などをしなかったために発生した問題」と主張した。 パク・ヒョンジョン記者 saram@hani.co.kr

原文: 訳J.S