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"東亜大 韓国史から近現代史を削除 教務処長・ニューライト側教授が要求"

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/519072.html

原文入力:2012/02/15 11:16(1341字)

東亜大運営委員が明かす
教授協議会 "全面調査を行う"

 釜山の東亜大が教養科目'韓国史'を廃止することを決める過程で、史学専攻者ではない教務処長とニューライト系列団体に加入した教授が‘史観論難を理由に近現代史を除くこと’を主張したという証言が出てきた。 2008年、教育科学技術部が内容の修正を指示した金星出版社高校歴史教科書執筆者中の1人であるホン・スングォン(59)教授は「私が20年続けてきた韓国史講義を奪うために意図的に計画したこと」とし反発した。(<ハンギョレ> 2月9日報道)東亜大教授協議会は「学問と思想の自由を侵害する処置」として全面調査に入った。

 東亜大教養教育院運営委員会の運営委員であるK教授は最近<ハンギョレ>との通話で「昨年11月~12月初めに開かれた運営委員会会議で大学教務処長とN教授が‘史観論難がおきている近現代史を韓国史講義内容から除かなければならない’と主張した」と話した。 彼は「当時‘韓国史を講義するのに近現代史を抜けばおかしいではないか’と指摘する教授がいたが、教務処長とN教授が繰り返し史観論議を指摘して近現代史を除くことに決めた」として 「私立大学で教務処長の意見に遠慮なく反対する構成員はいない」と話した。 N教授は歴史教科書の左翼偏向性を問題視したいわゆるニューライト側大学教授が2005年に結成した‘ニューライト シンクネット’発起人中の一人だ。

 このような証言は教養教育院側が「1学期16週間講義するには内容があまりに多くて古代と中世だけやって近現代史は除くことにした」と明らかにしたこととは食い違っている。ホン教授は「教務処長と特定団体に加入した教授が史観を挙論したのは、教科部の修正指示に反発し訴訟中である私を講義から排除しようと外部の影響を受けてあらかじめ計画していたことを裏付ける」 と外圧疑惑を提起した。

 イ・某教務処長は「運営委員会会議で私の意見を言ったが、どんな話をしたかを話すことはできない」と語った。 N教授とは連絡がつかなかった。

 東亜大教授協議会は14日声明を出し「史観問題を排除するため近現代史を除けと指示したことは<韓国史>教育に対する統制であり、学問と思想の自由を侵害した」とし「広範囲で集中的な調査を行う」と明らかにした。 全国歴史教師の会は13日「ひょっとして現代史教育を歪曲・縮小しようとする現政権のコードに合わせるためにこういう問題を起こしたのではないかという疑いを感じる」として「東亜大が合理的な姿を回復することを促す」と明らかにした。

 教養教育院は史学科のホン教授とキム・グァンチョル教授に韓国史の講義指針書作成を要求し。昨年12月授業内容を‘朝鮮時代までにしなさい’と通知した。 これに対し二人の教授が反発すると今年1学期には韓国史を開設しないことにした。 釜山/キム・グァンス記者 kskim@hani.co.kr

原文: 訳J.S