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"裁判所長が判事会議を出来ないよう圧力行使"

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/518971.html

原文入力:2012/02/14 18:48(1279字)

裁判所長室に呼び 「なぜ参加するのか…それは困る」
2009年‘シン・ヨンチョル最高裁判事事態’時も外圧 論難


ソ・ギホ(42・司法研修院29期)ソウル北部地方裁判所判事の再任用脱落を巡り一線判事による判事会議開催の動きが拡散しているなかで、各級裁判所長が判事を呼び外圧を行使しているという主張が出てきた。

 判事会議開催を主導しているソウル地域のある判事は13日、裁判所長室に呼ばれ、裁判所長から「なぜ判事会議に参加しようとするのか」という質問を受けた。 裁判所長はこの判事に間接的に判事会議に参加しないで欲しいと話したという。この裁判所の別の判事も13日と14日の二日間にわたり順に裁判所長室に呼ばれた。

 ソウル以外にも北部地方裁判所、京畿(キョンギ)水原(スウォン)地裁などでも判事会議招集の動きがあるが、開催日時が明確には決定されていない。 そのために各級裁判所長が判事に外圧を行使して会議開催を妨害しているのではないかという疑いが出ている。

 ソウル地域のある判事は「裁判所長が判事に‘判事会議に参加するな’と言ってはいないが‘なぜ参加するのか’、‘それは困る’という話をすること自体が判事にとっては外圧と感じざるをえない」として「そのために判事が判事会議参加を躊躇することにならないか心配だ」と話した。

 2009年‘シン・ヨンチョル最高裁判事事態’の時も、最高裁が単独判事に電話をかけ判事会議参加動向を把握し、外圧論難が起きた。 ある判事は「2009年にも最高裁行政処で外圧を行使したが、今回も同様なことが起きた。今回も各級裁判所長に最高裁が何らかの指示を与えたのではないか疑われる」 と主張した。

 ソウル中央地裁と西部地裁の平均経歴10年内外の単独判事は17日午後、ソ・ギホ事態と関連して判事会議を開く。ソウル中央地裁公報室は 「全体単独判事127人の内、5分の1以上が裁判官勤務評定関連制度改善議論のために会議召集を要求し会議を開くことになった」と説明した。

 ソ・ギホ判事は中断していたツイッターを12日から再開した。彼は13日、自身のツイッターに「今回の再任用審査で、国民の目の高さに合うように裁判進行を改善しようとした私の努力、研究などは全く反映されなかった。結果的に見れば、私は勤務評定に全く反映されないバカみたいなことをしてきた」と再任用脱落と関連して不快な心境を表わした。

 ソ判事の法律支援団構成も具体化されている。ツイッター利用者@people_eyesは 「憲法訴訟を含む法的対応のために社会各界各層の助けを得ようと思う」として「弁護士は02-910-3171に電話をください」と訴えた。

デジタルニュース部 digitalnews@hani.co.kr

原文: 訳J.S