原文入力:2012/02/14 12:16(1297字)
←チョン・ヨンジュ前韓国放送社長
チェ・シジュンに対し "解任関連者責任を問う"
最近、背任容疑について無罪判決を受けたチョン・ヨンジュ前韓国放送社長がケーブル・衛星チャンネルのTVN‘ぺク・ジヨンのピープルインサイド’に出演し「解任関連者に(法的)責任を問う」と明らかにした。
チョン前社長は最近録画で「もし最高裁(解雇無効訴訟)で最終的に解任を取り消せという判決が下されれば、その解任に具体的に関連し介入した人々に対して責任を問う」と話したとTVN側が14日明らかにした。
チョン社長は続けて「そうなれば現韓国放送の体制は不法体制なので、その不法体制にいる方々も席を去らなければならず、私が再び原状復帰しなければならないだろう」と主張した。
チョン前社長は自身を韓国放送社長職から追い出し、司法処理する過程でチェ前放送通信委員長が主要な役割をしたと名指ししており、今回の責任を追及するという発言はチェ放送通信委員会委員長に向けて民刑事上の法的責任を問うということと解釈される。
チョン前社長は過去に「(チェ・シジュン委員長が)放送通信委員会委員長になるやいなや、その翌日に韓国放送理事長に会い、以後2回会って‘チョン・ヨンジュと韓国放送のために政治ができない。チョン社長問題を解決しろ’と話したと聞いた」と語った。以後、監査院と国税庁など権力機関のチョン社長に対するホコリはたきが始まった。
先月12日、最高裁は特定経済犯罪加重処罰法上の背任容疑で起訴されたチョン前社長に無罪を宣告した原審を確定した。チョン前社長は税金紛争の途上で裁判所の調整に応じて韓国放送に損害を負わせたという理由で去る3年間にわたり裁判を受けてきた。 同じ理由で2008年に強制解任されたチョン前社長は解任無効訴訟でも1,2審ともに勝訴し現在は最高裁判決だけを控えている。
チョン前社長は去る3年を振り返り「その過程を見れば政治的な動機と目的以外には説明しようがない」と主張した。彼は「検察が他方の資料を少しだけ真面目に読んで気を使ったまらば、これは事件になりえなかった筈」とし「その多くの資料は見もせずに、もっぱら一方の論理だけに埋没し、そちら側の主張ばかりを展開した。裁判が進行する過程で証人が出てきたり資料を反映することは全くなかった」と話した。
チョン前社長はまた、李明博政府になって言論の自由が大きく萎縮したとし強い調子で批判した。彼は「言論の自由、表現の自由と関連して多くのものが後退した」として「私は単に一つの象徴であるに過ぎず、私だけでなく言論の自由を叫んだ記者たち、プロデューサー、番組進行者まで本当に多くの人が追い出されたことは真に不幸なこと」と話した。
デジタルニュース部 digitalnews@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/518938.html 訳J.S