原文入力:2012/02/13 23:20(983字)
←イ・ジョンニョル昌原(チャンウォン)地裁部長判事
最高裁 "職務上義務違反"
最高裁は13日、映画<折れた矢>の実の主人公であるキム・ミョンホ(55)前成均館(ソンギュングァン)大教授の復職訴訟審理過程で裁判所内での合議内容を公開し裁判所組織法に違反したイ・ジョンニョル(43・司法研修院23期・写真)部長判事に停職6ヶ月の重懲戒処分をしたと明らかにした。
最高裁懲戒委員会(委員長 パク・イルファン最高裁判事)はこの日、会議を開き「イ部長判事が裁判所内部通信網に(裁判所の)合議内容に関する文を載せ、審判の合議を公開することにより職務上義務に違反した」という理由でこのように議決した。 裁判所組織法には「審判の合議は公開しない」(第65条)と規定されている。 懲戒委はパク最高裁判事ら裁判官4人と弁護士・教授など外部人士3人で構成されている。停職は裁判官に対する懲戒処分の中で最も思い水準で、1ヶ月以上1年以下の職務執行を停止することができる。
イ部長判事はこれに先立ち最高裁への出席通知を受けたが、この日の懲戒委には出なかった。イ部長判事は今回の懲戒処分に従わない場合、この日から14日以内に最高裁に懲戒処分取消を請求でき、最高裁はこれを単審で裁くことになる。 パク・ジンス昌原地方裁判所公報担当判事はこの日「イ部長判事は懲戒結果に対して‘ノーコメント’と話した」と伝えた。これに先立ってイ部長判事は自身のフェイスブックに‘カカセキ(閣下野郎)チャンポン’等、大統領を卑下する内容のパロディ物を上げ、ユン・インテ昌原地方裁判所長から書面警告を受けもした。
2007年キム前教授復職訴訟控訴審で主審を務めたイ部長判事は先月25日、裁判所内部掲示板に「当時、裁判所は初めから全員一致でキム前教授に勝訴判決を下す側で合意したが、その後キム前教授の主張に矛盾点が発見され敗訴判決をすることになった」という趣旨の文を載せた。
キム・ジョンピル記者 fermata@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/518823.html 訳J.S