原文入力:2012/01/25 19:07(1519字)
イ・スニョク記者
監査院、479人 裏口入学 確認…高麗大が最多
特性化高校 特別選考も379人が専攻と関係のない学科
農漁村居住高校生を定員外で追加選抜する大学入試農漁村特別選考に資格のない都市居住者子弟が大挙合格していた事実が監査院監査で明らかになった。 また、在外国民特別選考でも海外居住期間の虚偽記載、偽装養子縁組などの不法が蔓延していた事実が確認された。
監査院は25日「大学の学事業務監査の結果‘定員外特別選考分野’で、両親が農漁村に住所を偽装移転して子供を農漁村高校に入学させる方式で55ヶ大学に479人が農漁村特別選考で合格していた事実を確認した」と明らかにした。
監査の結果、今回摘発された父母はほとんど実際には居住不可能な空港滑走路、倉庫、唐辛子畑などに住所地を虚偽移転した後、子供が大学に合格したら本来の住所地へ再び移転していた。 一部高校は進学率を高めるために両親の虚偽住所移転事実を知りながらも農漁村特別選考確認書や推薦書を不当発行し、都市に居住する父母を最初から学校寄宿舎へ偽装転入させていた事例もあった。
学校寄宿舎に父母が偽装転入…
監査院は「偽装転入した両親の中には警察、軍人、教師などの公職者も多数含まれている」として「都市学生に比べて相対的に教育環境が劣悪な農漁村学生の大学進学機会を拡大するために導入された農漁村特別選考の問題点を教育当局は放置していた」と指摘した。 監査院は教育科学技術部に厳重な注意を促し、裏口入学したと推定された者の故意性と違法性、事案の重大さなどを再審査し関係法令と学則および募集要綱に従い適正な措置を取るよう55大学に通知する計画だ。
また、行政安全部にこれら父母の住民登録法違反有無を調査するよう通知し、該当教育庁には虚偽書類を発行した高校責任者などを調査し相応の責任を問うようにする計画だ。 これと合わせて、このような問題が再発しないよう農漁村特別選考志願資格に関する具体的基準と募集要綱準則を用意するよう要求することにした。
農漁村特例入学監査対象はソウル所在の大学と地域拠点大学、教育大学、医学系列学科設置大学など82大学の2009~2011学年度農漁村特例入学者で、学校別には高麗大が80人余りで最も多いと伝えられた。 ソウル大は5人以下が摘発された。
在外国民特別選考も9人が裏口入学
監査院は特性化高校・低所得層・在外国民特別選考過程でも不当合格事例を多数摘発したと明らかにした。 在外国民特別選考の場合には両親たちが海外勤務期間を虚偽記載したり、海外居住中の僑胞(海外在住韓国人)や宣教師に養子縁組させて国外僑胞子弟要件を取得する方法で5ヶの大学に7人が裏口入学していた事例が確認された。
実業系高校学生たちの学力向上のために用意された特性化高校特別選考を通じては9ヶの大学い379人が専攻と関係のない学科に入学した。 ハッキング防御学科卒業生が特性化高校特例を利用して医科大学に入学したのが代表的だ。
低所得層特別選考の場合には職場健康保険料だけを根拠に対象者を選定し、とうてい低所得層子弟とは見られない受験生が大学に合格していた事例もあった。 監査院はこれら合格者に対しても関係法令と学則に従い当事者に適正な措置を取るよう通知する計画だ。
イ・スニョク記者 hyuk@hani.co.kr
原文: 訳J.S