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真っ赤な顔をしなくともベルを押せば "禁煙区域です"

原文入力:2012/01/17 14:11(1093字)

←禁煙ベル

 間接喫煙の被害を防ぐためソウル市内の公園と中央車線のバス停留場が禁煙区域に指定されるなど禁煙区域が増えている。 だが、禁煙区域とは知らない人がタバコを吸っていれば 「タバコを吸わないで」と面前では指摘し難い。 「ここは禁煙区域」とやっとの思いで言い出した場合にも、タバコ吸っていた人が素直にタバコの火を消せば良いが、「お前が何で…」と是非を論じれば言い争いになるのが常だ。

ソウル、九老区(クログ)が市民が赤い顔をしなくとも喫煙者に禁煙区域であることを知らせられる‘禁煙ベル’を開発して公園と地下鉄駅などに設置する。 禁煙ベルは無線ベル、禁煙案内放送装置、無線制御器、固有コード番号などで構成されている。

 禁煙区域でタバコを吸っている人を発見した場合、禁煙ベルを押せば「ここは禁煙区域です。 禁煙区域で喫煙すると過怠金が賦課されます。 健康のために禁煙して下さい」という放送コメントが3回繰り返される。

 禁煙案内放送装置と無線ベルが一定距離以上離れて設置されているため、タバコを吸った人は誰がボタンを押したかは全く分からない。 無線ベルを押せば場所を認識する固有コード番号が禁煙区域取り締まり要員の端末にすぐに転送され、取り締まり要員が喫煙場所に移動し取り締まりに出る。

 九老区は禁煙ベルの効果をテストするために、昨年10月末から喫煙嘆願が多かった九老機械工具商店街のトイレ5ヶ所に試験設置した。 効果は大きかった。 トイレ喫煙実態調査結果を見れば、禁煙ベル設置前には136人の利用者中15人(11%)がタバコを吸ったが、禁煙ベル設置以後には62人の利用者中、喫煙者は1人(1.6%)に過ぎなかった。

 九老区関係者は「禁煙ベルを設置すると顔を見ずに禁煙区域であることを知らせることができ非常に満足という評価が多かった」と話した。

 九老区は来る2月、高尺(コチョク)近隣公園一帯に禁煙ベル3ヶを追加設置する予定だ。 上半期中に九老駅、新道林駅、梧柳駅広場にも禁煙ベルを設置する計画だ。 高尺近隣公園、新道林駅広場、九老駅広場、梧柳駅広場は今年から禁煙区域に指定された。 禁煙区域で喫煙し摘発されれば、5万ウォン以下の過怠金を払わなければならない。

クォン・ヒョクチョル記者 nura@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/515113.html 訳J.S