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"MBは最高の聖君" 虚偽事実流布遊び 拡散

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/515099.html

原文入力:2012/01/17 11:38(1720字)

検察 "虚偽事実 30回流布すれば令状請求に値する" 方針に対し
ネチズンら 現政府を風刺‘底意のある虚偽事実’で対応

 検察が19代総選挙を控えて "特定候補者を落選させるために‘虚偽事実’を社会関係網サービス(SNS)等に30回以上上げれば拘束令状請求に値する" という方針を16日に発表するや、ネチズンの間に虚偽事実30回書き遊びが拡散している。

 最高検察庁公安部(部長 イム・ジョンヒョク)はこの日、社会関係網サービスを含むインターネットメディアなどに特定候補者を落選させるために虚偽事実を公表する行為は全員立件し懲役刑を求刑することを原則に据え、インターネットメディアに30回、携帯メール500件、印刷物500部以上を流布すれば拘束令状を請求するという具体的な4月11日総選挙選挙法違反者処理基準を発表した。

 するとネチズンはハッシュタグ‘#虚偽事実を30回書いてみよう’を付けて、ツイッターなどに虚偽事実30回書くことで検察の取り締まりを皮肉る遊びを行った。 ハッシュタグは‘#’表示の後に共通の単語を付けたラベルを作って特定主題に関心を持ったツイッター使用者が関連内容を簡単に共有する機能をいう。

 ツイッター利用者は#虚偽事実を30回書いてみようというハッシュタグを付けて各種‘虚偽事実流布’を敢行している。ツイッター利用者@parkga***は「閣下におかせられては一日にも30回ずつ庶民を考えられ夜も良く眠れない方です」とツィットを飛ばした。 「私はイ政府が永遠に続いて欲しい」(@fyni***)とか「李明博大統領は世宗大王(セジョンデワン)以後、最高の聖君」(@heart0***)等の現政権に対する風刺が多数を占めた。

 "私は楊貴妃です"、"私はけんかが強い"、"私は道知事キム・ムンスです"(@myw***) などのいたずららしいツィットも多かったが "地上波3社がいよいよ対国民宣言! 国民の放送に立ち戻るそうです"(@proji***) など底意のある‘虚偽事実’も多数流布した。 放送人キム・ミファ(@kimmiwha)氏も「私はスーパーモデルです」として遊びに参加した。

 検察が明らかにした選挙法違反者処理基準は「特定候補者を落選させるために虚偽事実を公表すること」を問題にしているが、社会関係網サービスの生態系を理解できない処理基準に対する風刺が今回の遊びの呼応を呼び起こしている。 ツイッター利用者@proji***は「単に29回だけ書いて、再び内容を変えて29回書いて、また、内容を変えて2回書けば何の問題もないね.. 30回は処罰の基準なの?」と尋ねた。

 "国民が最も信頼する機関は検察です"(@qhtjs3***)  "検察を信頼します" (@least***) などのメンションが示すように検察に対して積み重なった不信も今回の遊び拡散に一役買ったと見られる。

 一方、投票当日‘カカオトーク’(無料モバイル メッセンジャー)を利用した支持や落選運動は許容しておきながら、一般の携帯メールで行う運動は禁止した中央選管委の新指針もメディアの変化する環境に既存法規がついて行けない事例だと指摘された経緯がある。 憲法裁判所が先月インターネットメディアで特定候補に対して単純な支持・反対をするのは‘限定違憲’という決定を下すと選管委はカカオトークなどを利用した意見表明を許容した経緯がある。 シン・ジホ ハンナラ党議員(@dobong_jiho)は16日 「選管委の新しい指針によれば、投票当日カトク(カカオトーク)で支持、落選運動するのはOK,一般携帯メールで行うことはNOです。 スマートフォンだけを優遇するこの汚い世の中!!(?)」とツィットを飛ばした。

クォン・オソン記者 sage5th@hani.co.kr

原文: 訳J.S