原文入力:2012/01/16 22:07(1252字)
キム・ミンギョン記者
落伍学校のレッテル‘ソウル北工高’
合唱公演 6ヶ月 長征 ドキュメンタリーに
←ソウル北工業高校の生徒たちが作った合唱団‘北工ピルハーモニー’が昨年12月3日、国立劇場タルオルム劇場で公演している。 ソウル市教育庁提供
"初めは本当にやりたくありませんでした。 学校が終わった後、そして休みの時も練習しなければならないから遊べないでしょう。" 勉強にも関心がなく、教師の話に無条件 "嫌です" と答えたりもしたソウル北工業高校2年ペ・ユンホ(18)君は合唱団オーディション参加を薦める教師にも初めは "嫌いだ" と話した。 しかし授業が終わった後、遊びに行きたくても、夏休みにはもっと寝たいのも我慢して練習に‘没入’した結果、ペ君はグループ015Bの‘新人類の愛’を歌う時には1節のソロまで占めたりした。 彼は 「いつも‘やらない’、‘嫌いだ’とだけ言っていたが、やってみたほうがよいということを学んだ」として 「これからは失敗しても何でも熱心にやってみるべきだという自信ができた」と話した。
ソウル市教育庁は城北区(ソンブクク)のソウル北工業高校生たちがシンガーソングライターエコブリッジの助言を受けながら作った合唱団‘北工ピルハーモニー’の半年間の活動が撮られたドキュメンタリーを製作したと16日明らかにした。 このドキュメンタリーは昨年7月オーディションを経て集まった40人余りの生徒たちが何度も解体の危機を体験しながら12月3日ソウル国立劇場タルオルム劇場で公演を開くまでの6ヶ月間の生き生きした記録だ。 ソウル北工業高校は歌手ソテジの母校としても有名だが、‘落伍学校’というレッテルが貼られている。 リュ・ヒョンホ教頭は「私たちの学校の子供たちは勉強ができないという理由で、これまでまともな扱いを受けられなかった」として「何かを最後までやり遂げる成就感を持ったことがない子供たちに、合唱団公演を通じて‘やれば出来る’と感じさせたかった」と話した。
低い出席率と葛藤、脱退などですぐにも崩れそうだった北工ピルハーモニーの成功はリュ教頭の話のように生徒たちに自信を育てた。 教師の勧誘で「やむをえず」合唱団に参加したという2年生イム・チェジョン(18)君は「すぐにも滅びそうだった合唱団が、初めてハーモニーできたとき、鳥肌が立った」として 「努力すればできるということを感じた」と話した。
合唱を通したソウル北工業高校生たちの成長の物語を扱ったドキュメンタリー<北工ピルハーモニー>は来る21日から4回に分けてケーブル チャンネルTV<tvN>で放映される。
キム・ミンギョン記者 salmat@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/515040.html 訳J.S