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'ハンナラ党 金入り封筒 暴露' コ・スンドク議員 検察 出頭

←コ・スンドク ハンナラ党議員が党代表選挙戦過程で代表に選出されたある候補から金入り封筒を受け取り返したと明らかにし、波紋が生じている。 写真はコ議員が昨年7月20日午前、ソウル、汝矣島(ヨイド)国会政論館で記者会見している姿。キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr

 'ハンナラ党全党大会金入り封筒事件'を暴露したコ・スンドク(54)ハンナラ党議員が8日午後、検察に出頭した。

 この事件を捜査中のソウル中央地検公安1部(部長検事 イ・サンホン)はこの日午後1時51分頃、コ議員を参考人資格で呼び調査を進める。

 コ議員は暴露の背景を尋ねる記者たちの質問に「国会議員になった後、全党大会で金入り封筒を経験し、常にそれが慣行だと考えたし、特定人を狙ったものではなかった」として「韓国政治がきれいで透明になる契機になったらと思った」と説明した。

 しかし彼は '金を配った人がパク・ヒテ議長なのか' という質問には返事をしないまま調査室へ向かった。

 検察はコ議員を相手に現金を渡した候補が誰なのか、金入り封筒を返した時点と状況などに対して調査する予定だ。

 コ議員の暴露に触発されたこの事件と関連して、18代国会でハンナラ党代表を務めたパク・ヒテ国会議長とアン・サンス議員などがひとまず '金入り封筒撒布者'として名指しされた状況だ。

 ハンナラ党非常対策委員会は去る5日'コ議員と関連者全員'に対して捜査を依頼した。 金入り封筒撒布疑惑が事実であることが明らかになれば、検察は政党法を適用してこれらを司法処理するものと見られる。

 政党法第50条は党代表選挙戦などで選挙人をして投票させるようにしたり、あるいは投票しないようにする目的で金品・饗応などを提供したりその提供の意思を表明・約束した者は3年以下の懲役または600万ウォン以下の罰金に処すると規定している。

 一方、コ・スンドク議員はニューシスと交わした電話通話で「18代国会で行われた全党大会で候補中の1人が代議員である私に金入り封筒を渡した」として「当時、候補から300万ウォンが入った封筒を受け取ったが、こういうものをくれなくとも支持するという意味で返した」と話した。

 コ議員は「当時、その人が代表に当選したが以後、同じ親李明博系の自身に対する態度が変わった」として「恐らく'自身を支持しないために金を受け取らずに返した'と誤解したようだ」と付け加えた。

 彼は「きれいな政治をするという所信に基づき封筒を返し、実際にその候補に投票したが当選した候補が自身を眺めるまなざしが冷たかった」として「政治の先輩に尋ねると金を送りかえしたためだと話した」と言及した。

 18代国会でハンナラ党代表を務めた要人はパク・ヒテ国会議長とアン・サンス、ホン・ジュンピョ議員など3人だ。

ヤン・キルモ記者 dios102@newsis.com

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/513813.html 訳J.S