原文入力:2012/01/06 21:06(1581字)
キム・ギョンエ記者
パク・ジョンチョル烈士 25周忌追悼式の司会を引き受けたチョ・グク教授
パク烈士と高校・大学同窓の縁
"他人の苦痛に共感した後輩
国家暴力、警戒し監視しなければ"
←チョ・グク(47)ソウル大法学専門大学院教授
"毎年1月になると必ず思い出される場面があります。 1987年1月16日パク・ジョンチョル君が警察に連行されて拷問にあって死んだというニュースを聞き、血が逆流して 絶対に許せない’思いで葬儀を終えて、遺族たちについて下って行った釜山の家の床に置かれた遺影を見て皆が言葉を失った‘茫然とした’瞬間です。"
最近、招請演説者として忙しいチョ・グク(47・写真)ソウル大法学専門大学院教授が14日‘パク・ジョンチョル烈士25周忌追悼式’で異例的に司会を担当することになったのには格別な縁があった。
チョ教授はパク烈士の釜山恵光高の1年先輩であり、大学の2年先輩だ。彼が小学校に2年早く入り、パク烈士が大学浪人で勉学しながら交錯した出会いは、84年に高校同窓会で新入生と法大学術誌編集長として初めてなされた。 「その時、酒の席のようなところで時々は顔を見かける間柄だったが、パク・ジョンチョル君は真剣ながらも気さくな後輩でしたよ。他人の苦痛、抑圧される社会的弱者の痛みまでも自分のことのように体で痛く感じる‘共感力’がとても強かったことを思い出します。"
その年‘6月抗争’の時まで粘り強く続けられたパク烈士の拷問死真相究明闘争に合流した彼は「パク烈士と運動を共にした先後輩の皆が去る25年間、その日の怒りと精神的な借りを意識して各々その意を受け継ごうと努力してきた」と紹介した。
チョ教授もやはり93年、故郷と大学の先輩であるペク・テウン氏らの‘社会主義労働者同盟’を助けた容疑で半年間の監苦を体験し、国際アムネスティから‘良心犯’に指定されもした。 以後、法学者として彼はパク烈士のような国家暴力犠牲者を予防できる制度的代案を研究主題としてきた。 2005年パク烈士の霊前に献呈した<違法収集証拠排除法則>(博英社)はその結果の一つだ。「拷問・苛酷行為によって取得した自白、違法な押収捜索で取得した証拠物の証拠能力を排除するこの法則を徹底して適用することによって、捜査機関の不法行為を抑制することを提案した本です。」以後、最高裁はこの法則を採択した。
この日午後2時、パク烈士が亡くなったソウル、南営洞(ナミョンドン)対共分室(現 警察庁人権センター)で開かれる今年の追悼式では特に‘パク・ジョンチョル奨学事業’の本格推進を宣言する。 パク烈士後援会を設け、基金を作ってソウル大在学生をはじめ学生運動家、民主化運動関連遺児などを支援する予定だ。 また、遺族が支援してきた恵光高の‘パク・ジョンチョル奨学金’、パク烈士の後輩が低所得層青少年を主に後援してきた‘パク・ジョンチョル人権奨学金’も一ヶ所に集めることにした。
2007年からパク・ジョンチョル記念事業会の運営委員として参加しているチョ教授は「李明博政権でロウソクのあかり市民無差別弾圧と‘陽川(ヤンチョン)署水拷問事件’のような公権力の乱用が再演されているだけに、常に国家暴力に対する警戒心を持って正当性を監視しなければならない」とし、それがパク烈士の精神を今日に生き返らせることになると強調した。
キム・ギョンエ記者 ccandori@hani.co.kr
写真キム・チャンホ氏提供
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/513790.html 訳J.S