原文入力:2012/01/010:35 2012(1603字)
ツイッター やってみたら、政治は野球と同じくらいおもしろかった
ある20代の野球ファン、新しい世の中に目を開く
ソン・ギョンファ記者、ユ・シンジェ記者
ツイッターで友だちが3500人
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昨年8月、起亜タイガーズはプロ野球順位2位・3位を上がったり下がったりしていた。 チョン・ヒスク(仮名・27)氏は起亜の投手ユン・ソンミンが好きだった。 ユン・ソンミンを“フォロー”するためにチョン氏はツイッターを始めた。
ツイッターはプロ野球だけでなく他の世の中も見せてくれた。 チョン氏がフォローする“ツイ友”(ツイッター友達)は3500人だ。 ほとんどがツイッターで初めて会った平凡な人たちだ。 彼らは絶えず政治関連の情報・意見をツイッターに上げた。 チョン氏は政治関連の文を読む面白さにはまってしまった。 二時間に一回“タイムライン”(時間とともに蓄積されるツイッター集)を確認し、その中から30~50%を精読する。 彼女は今ではプロ野球と同じくらい政治が好きだ。
その間にチョン氏は“無党派”になった。 2007年大統領選挙の時には民主党のチョン・ドンヨン候補に投票した。 ツイッター使用以後、民主党に対する支持をやめた。 「いろいろな文を読んでみたら、民主党ではないと思われたんですよ。」
チョン氏の政治的触覚は鋭敏になった。 自分の政治的判断が正しいかどうか繰り返し検討するクセがついた。
もともとチョン氏はインターネット ポータルサイトの代表ニュースだけを見てきた。 今はツイッターでニュースを選択する。 “ツイ友”が“一言”論評を付け加えて記事を推薦する。 さまざまな推薦を参考にしてチョン氏は読みたい記事をクリックする。 ツイッター談論競争によってより分られたニュースにだけ接するわけだ。
最近チョン氏のタイムラインをいっぱいにしたイシューは「チョン・ボンジュ前議員収監」だった。 彼女は昨年10月からチョン前議員らが参加するポッドキャスト放送<ナヌン コムスダ(私はセコい)>を聞き始めた。「<ナコムス>は赤裸々に知らせてくれるからです。」それでも、<ナコムス> に振り回されはしないとチョン氏は話した。「無条件に信じはしません。 関連内容を自分で検索してみて総合して判断します。」
この前、父親にツイッターアカウントを作ってあげた。 父親が関心をもっている政治家のムン・ジェインやムン・ソングンなどのツイッターアカウントを探してフォロー関係も結んであげた。 父娘の間で政治を論じることが多くなった。 平凡な市民だった父と娘はツイッターを通じて政治的市民に進化している。
チョン氏は光州(クァンジュ)広域市のある社会福祉センターで、非正規職として働いている。 月給は100万ウォンにならない。 プロ野球に熱狂していたチョン氏は現在、現実を改善する政治的代案を探している。 「大統領選挙では、候補者別によくよく確かめて選択するつもりです。」 ツイッターがその選択を助けてくれるとチョン氏は期待する。 無限に連結されたツイッターの民主的談論競争が、彼女の全てを変えた。 チョン氏に似た400万余のツイッター使用者とともに、韓国社会も変わりつつある。 ツイッター談論競争がどのように展開されていくのか理解できない人々にとって、それは別世界だ。
ソン・ギョンファ記者freehwa@hani.co.kr
原文: 訳A.K