登録 : 2017.06.26 23:29 修正 : 2017.06.27 22:28

今月29日に韓米首脳会談を行う予定の文在寅大統領と米国のドナルド・トランプ大統領//ハンギョレ新聞社
 文在寅(ムン・ジェイン)大統領とドナルド・トランプ米大統領の初めての首脳会談が29~30日にワシントンで開かれる。

 今回の会談は、文大統領にとってもトランプ大統領にとっても初めての韓米首脳会談だ。両国共に政権が変わった状態で、まだ細部の外交基調が用意されておらず、明確な成果を期待しやすいとは言えない状況だ。北朝鮮核廃棄のための韓米共助宣言、および首脳間のきずなを強化するだけでも、当初の目的は達成されたと言うべきだろう。

 今回の会談は、文在寅-トランプ政権の対北朝鮮政策基調を調整する重要な場になる。初めての出会いであるだけに、大きな枠組みで共通点を見つけ出すことが先決課題と言える。些細な異見調整は実務次元の交渉に先送りしてもかまわない。さらに現在は米国の大学生オットー・ワームビア氏の死亡により米国内の対北朝鮮世論が極度に悪化した状況だ。26日、文大統領に会った駐米大使経験者も「具体的懸案議論より同盟の意味と重要性を浮き彫りにする大きな枠組みの共助基盤を持つことが望ましい」と助言した。

 だが、異見を避けるために生半可に「米国の要求をすべて聞いてあげる」という方式で接近することは正しくない。ややもすれば、後に国内で仕事がこじれてさらに大きな論議に飛び火する状況になりかねない。特に議論となるTHAAD配備問題では、まず環境影響評価の実施など手続き的問題の重要性を理解させることが重要だ。また、対北朝鮮人道的支援は、政治的事案と分離して進めるという点を改めて明確にする必要があると見る。

 トランプ大統領が、THAAD配備および韓米自由貿易協定(FTA)再協議などの敏感なイシューを会談でいきなり持ち出す可能性もある。2001年3月の金大中(キム・デジュン)大統領とジョージ・ブッシュ大統領の初の首脳会談の時には、共同記者会見場でブッシュ大統領が金大統領を「This man」(この人)と指さして論議をかもした。ブッシュ大統領は2003年5月の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領との会談では、盧大統領に「easy man」という表現を使って再び論議を呼び起こした。トランプ大統領はブッシュ以上に突発的な性格であり、ややもすれば予想できない状況が起きる可能性が大きい。大統領府外交チームはこうした状況に備えて万全の準備をしなければならないだろう。

 首脳会談とは、首脳どうしが各国の利害を言葉で貫徹することだ。韓米同盟が堅固になるには、両国が持続可能で水平的関係を結ぶことが重要なだけに、戦略的であると同時に堂々と会談に臨むことが望ましい。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2017-06-26 19:04

http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/800324.html 訳J.S(1195字)

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