登録 : 2016.08.31 00:29 修正 : 2016.09.01 16:33

セヌリ党のキム・ジンテ議員が29日午前、国会政論館で記者会見し、大宇造船海洋ナム・サンテ代表の海外出張に同行した報道人の実名が「朝鮮日報のソン・ヒヨン主筆」であると公開し、2009年にソン主筆の配偶者が大宇造船海洋の船舶命名式で進水ボタンを押す写真を見せている//ハンギョレ新聞社
 大統領府のウ・ビョンウ民政首席の不正疑惑をめぐり、「情報工作」を疑う声が高まっている。ウ首席が窮地に追い込まれるたびに、絶妙な「暴露」が度重なったためだ。暴露された内容は、盗聴や傍受によるものか、捜査機密でなければ容易に知りえないものだ。出処はどこなのか、どのような目的で提供されたのか、問わずにはいられない。

 セヌリ党のキム・ジンテ議員が朝鮮日報のソン・ヒヨン前主筆の不正を暴露したことからして疑わしい。企業が提供するチャーター機やヨットに乗って接待を受けたソン元主筆の行為は、非難されて然るべき不正である。その見返りに企業に友好的な記事を書いたならば、腐敗容疑も避けられない。厳正な調査と責任が果されなければならない。

 それとは別に、こうした不正が問題になる過程がいろいろ怪しい。キム議員が暴露したソン前主筆の不正資料は、一様に司正機関でなければ入手できない内容だ。国会議員が資料を要請しても、捜査機密という理由で拒否されるのが普通だ。キム議員は、ソン前主筆を接待したというニュース・コミュニケーションズのパク・スファン代表の逮捕状請求直後に不正を暴露した。出処は令状に記された捜査機密ではないか疑われる。キム議員がさらに具体的な不正証拠を出した29日は、検察の特別捜査チームが各所を押収捜索した日だ。そんな時にウ首席の疑惑を提起した新聞の高位幹部の不正が暴露されたため、「ウ・ビョンウ疑惑ぼかし」という言葉が出ている。「本末転倒」の効果を期待する側が明白で、暴露資料を持っているであろう機関も数少ないのだから、疑うのは当然だ。

 イ・ソクス特別監察官と朝鮮日報記者の通話内容が「国家を揺さぶる」監察機密の漏洩だとして問題視された過程はさらに疑わしい。二人の電話の内容は、少数の記者同士のグループカカオトークだけでオンライン上で共有されたという。そうした情報までが外部に流出されたのなら、記者らに対する不法盗聴・傍受、ハッキングを疑わざるを得ない。実際にそうだとすれば、そうした能力を持つ機関は限られている。その情報を入手できる人物も数える程度しかいない。しかも、文化放送(MBC)がこのような内容を報道したのは、特別監察官室がウ首席疑惑を検察に捜査依頼する直前だった。やはり「焦点ぼかし」と「本末転倒」を疑わずにはいられない。このような情報を提供した「隠れた手」は、はたして誰なのか。

 ウ・ビョンウ疑惑は他の疑惑で覆い隠せるような事案ではない。事件の本末を覆そうとする企みがあるなら、そのような企みもまた徹底的に追及されなければならない。

(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

韓国語原文入力:2016-08-30 18:57 

http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/759147.html 訳M.C

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