原文入力:2012/04/12 01:52(1878字)
海軍基地は政府が作るものであるから
施工者には何の責任もないのだろうか?
あえて企業の倫理経営を引くまでもなく
‘国民企業’の責任は大きい
キム・ソンミン‘戦争のない世の中’活動家
去る3月29日、三星物産本社前で同僚に赤いペイントを振りまいた。 同僚はクロムビ模様が描かれた白い服を着て、私は三星のロゴを付けた。 私たちは江汀マウル海軍基地建設のためのクロムビ発破がこの企業によって進行されていることを象徴するパフォーマンスを演出しようと思った。 必死に建物の前に走って行き、友人にペイントを振りまくやいなや出て来た職員によって倒され、ずるずると引きずられ、投げるように道路に放り出した。会社は警護員の服・時計代、底の清掃値を含め2400万ウォンの損害を被ったとし私たちを告発した。 本当に2400万ウォンのお金が惜しかったためなのか、でなければ三星に対する批判を二度とできないようにするためであろうか?
金をもらったかと行って、どんな事でもするわけではない。日々の楽しみややりがいなどと共に倫理的側面も考える。 企業はどうだろうか? 海軍基地は政府・海軍が作るものであるから施工者には何の責任もないのだろうか? 多くの韓国人が外国で三星の看板を見て自慢する。 三星の寄与を問い詰め経営上の問題には目をつぶったりもする。 あえて企業の社会的責任や倫理経営を引くまでもなく韓国社会で‘国民企業’三星の影響力と責任は大きい。
江汀マウルでも同じことだ。 三星は海軍基地建設事業がいかなる反対に直面していて、いかなる影響を及ぼすのかを考えてみなければならない。 基地建設工事は抽象的なものではない。クロムビへ向かう人々を引きずり出して、火薬運搬を阻もうとする人々も押し出さなければならない。 そちらに暮らす人々はもちろん、クロムビ岩と赤弁慶カニをはじめとする生物・無生物をなくす具体的作業だ。 工事を遂行するのはフォーククレーンではなく運転する人で、火薬を設置しボタンを押すこれも三星物産の職員だ。このようなことを決めて指示する職員もいる。 もし、させてすることに責任がないならば、また金を受け取ってする人々に責任がないならば、ナチ時代の数多くの仕業についてヒットラーと数人を除いては誰にも責任がないということなのか。
‘一等企業’三星は海軍基地建設に参加している財閥企業の中で最も大きい利益を得ている。 三星タレスとテックワンなどの軍需産業系列会社は軍隊が大きくなれば大きな利益を得る所でもある。 済州道(チェジュド)と三星物産は破格的な業務協約を結んで各種情報・政策を共有する。 三星はすでに一介の企業を越えて政府に強い影響力を及ぼし利害関係で縛られている。 今進行しているクロムビ発破、ケーソン投下など取り返しのつかない工事に不法・暴力的な仕業を犯して速度を上げるのも、ある程度は三星物産の意志だ。 施工者という名前で責任を回避できない理由だ。
賛成する人々さえも済州海軍基地が今当面の問題ではなく100年先を見通すことだという。 何の理由でこうも急ぐのか。 今年2回の大きな選挙があり、私たちには十分に議論をする機会がある。 海軍基地問題は済州だけの問題ではない。 工事を発注した政府と海軍の問題であり、工事を進行する企業の問題でもある。 また、いかなる方法ででも三星と関係を結んでいる私たち皆の問題だ。 従って損益計算を問い詰めて工事をゴリ押しする三星物産本社前も海軍基地建設の‘現場’である。 多くの人々に訊ねたかった。 クロムビ発破に三星物産は責任がないのか? 江汀の問題は私たち皆の問題ではないのか? 少しの間でも発破を止められればという切実な気持ちを込めて私たちは三星物産前で自らにペイントを振りまいた。 ‘もう一つの家族’が2400万ウォンの責任を私たちにツケ回すよりは、より大きな責任を考えることを願う。 利益のために‘家族’を踏みにじって良いのだろうか。
4月5日、前回のパフォーマンスに続き150人余りの市民が三星物産に抗議するために本社前で人間の帯作りをした。 工事を中断しないならば集まる人の数はますます増えるだろう。 三星の賢明な判断を待つ。
原文: 訳J.S