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柔道金メダル 在日コリアンのホ・ミミ選手「祖母の遺言のおかげ」【インタビュー】

登録:2026-10-02 08:38 修正:2026-10-02 09:51
2026愛知・名古屋アジア大会 
独立運動家の子孫の在日コリアン3世 
柔道女子57キロ級で金メダルが話題 
韓国のホ・ミミが1日、名古屋の愛知国際アリーナで行われた2026愛知・名古屋アジア大会柔道女子57キロ級で金メダルを獲得し、表彰台で満面の笑みを浮かべている=名古屋/チェ・ヒョンス記者//ハンギョレ新聞社

 「ハルモニ(祖母)の遺言がなかったら、この瞬間が来ていただろうかと思いました。幸せな瞬間を作ってくださり、ハルモニに本当に感謝しています」

 初出場のアジア大会で金メダルを獲得した韓国柔道女子57キロ級のホ・ミミ(24)は、喜びで跳び跳ね、その後、ハルモニを思い起こした。日本人の母と韓国人の父の間に東京で生まれ育った在日コリアン3世のホ・ミミは、2021年にハルモニの遺言に従って韓国へ渡り、2022年に韓国国家代表となった。

 ハルモニは彼女に「韓国で太極マークをつけてオリンピックに出場しなさい」と言った。8歳で柔道をはじめ、ジュニア時代から日本国内で有望視されていたホ・ミミは、ためらうことなく日本国籍を放棄し、韓国国籍を選んだ。1日の試合後、共同取材区域でインタビューに応じたホ・ミミは「今回の大会を前に、金メダルをとってハルモニの墓前を訪ねると誓ったが、それが果たせてうれしい」と語った。

 初戦(ベスト16)から決勝まで大きな危機もなく駆け抜けた。決勝では、序盤に得た有効を最後まで守り抜いた。ホ・ミミは「普段は序盤に得点することはあまりないが、今日は序盤で得点した。時計を見たら3分50秒も残っていて、どう耐えようかと思った」と言って笑った。

 実は「昨晩はよく眠れなかったほど」強いプレッシャーを感じていたという。2024年のパリ五輪(銀メダル)後に左肩を手術して以降は、自信を大きく失っていた。アジア大会の前に出場した6月のモンゴルでのグランドスラムではメダルを獲得できず、不安はさらに高まった。金メダルが確定し、チョン・ソンスク総監督を抱きしめて涙を流したホ・ミミは、「このかん手術もしたし、コンディションも良くなかった。選手生活で初めて手術台に上がったため、またはい上がれるか不安だった。私の短い人生で最もつらい瞬間だった」と振り返った。しかし、「周囲から『金メダルでなくてもいい』と励ましの言葉をかけてもらったおかげで、試合だけに集中できた」と言って笑った。

 2024年のパリ五輪以降、ホ・ミミは大会に出場するたびに、多くの人に好成績を期待されている。今大会の前にも、「独立運動家の子孫の在日同胞3世」が日本でアジア大会に出場することも注目された。ホ・ミミはパリ五輪後、独立有功者の故ホ・ソク義士の5代目の子孫であることが報じられ、話題を集めた。ホ・ミミは「プレッシャーになったのは確か。日本で行われる大会だとは思わないようにしていた」とし、「でも、韓国で多くの人が応援してくれていることに感謝している。絶対に良い成績をあげたかった」と語った。両親が見ているとプレッシャーになるので、パリ五輪に続いて今回も会場には来ないでほしいと言ったそうだ。「『お母さん、私、1位になったよ』って言いたいです」

 2024年のパリ五輪で金メダルを獲得したら表彰台で歌おうと、韓国の国歌(愛国歌)を覚えていた。銀メダルにとどまったため歌えなかった悔しさを、名古屋の表彰台で晴らした。ホ・ミミは「愛国歌の歌詞は少し難しかったので、単語の意味を一つ一つ調べ、改めて勉強した」と語った。日本で表彰台のてっぺんで愛国歌を聴く気持ちを尋ねると、「ただただ良い気持ち」と言って、好きだというキャラクターのクロミのぬいぐるみよりもかわいらしい笑顔を見せた。

 ホ・ミミは2年後のロサンゼルス五輪でも愛国歌を歌えることを願いつつ、改めて投げ技に磨きをかける。「次の目標は五輪の金メダル」だと語るホ・ミミは、「まずは今回の大会の混合団体戦(3日)で2冠に挑戦したい」と語った。自身の「金色の気」を仲間たちにも分けてあげたいという。2日に78キロ以上級に出場する「ルームメイトの(イ・)ヒョンジに金メダルを見せて気を吹き込んであげたい」というホ・ミミの優しさが、韓国柔道の未来を照らす。

名古屋/ナム・ジウン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/sports/sportstemp/asiangame/1280552.html韓国語原文入力:2026-10-02 06:00
訳D.K

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