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トランプ大統領、米選手に「負け犬」…クロエ・キム「私たちも意見述べる権利がある」

登録:2026-02-11 06:47 修正:2026-02-11 07:59
スノーボード米国代表のクロエ・キム/聯合ニュース

 スノーボードで冬季五輪3連覇を狙うクロエ・キム(25・米国・韓国名キム・ソン)選手が、米国の移民・関税執行局(ICE)の暴力的な取り締まりを指摘したスキー選手に向けてドナルド・トランプ大統領が「真の負け犬(Real loser)」と非難したことについて、「私の両親も韓国から来た移民なので、今回のことは確かに他人事ではない。こういう時こそ、私たちが団結し、互いのために立ち向かって声を上げることが重要だ」と述べた。

 クロエ・キムは9日(現地時間)、ミラノ・コルティナ冬季五輪のスノーボード女子ハーフパイプ競技を前に開かれた記者会見で、最近トランプ大統領が自国の選手に対して述べた発言についてどう思うかという記者の質問に「米国を代表することを誇りに思う。だが、今何が起こっているのかについて、私たちも意見を述べる権利があると思っている。愛と思いやりをもって行動する必要がある」と述べた。

 最近、米国のミネソタ州でデモ参加者2人がICEの取り締まり中に死亡するなど混乱が深まる中、フリースタイルスキーの米国代表ハンター・ヘス(27)が5日(現地時間)に「複雑な感情を感じている。星条旗を掲げて出場したからといって、米国で起こるすべてのことを代表するわけではない」と反対の意思を示した事に対し、トランプ大統領はソーシャルメディアへの投稿で、「(彼は)真の負け犬だ」とし、「五輪で彼を応援できない」と非難した。

 トランプ大統領の自国選手への批判以降、五輪の舞台で選手たちが個人的な見解を述べるのが果たして適切なのかをめぐり議論も激化した。この流れの中で、クロエ・キムは「選手も意見を述べることができる」という立場を表明し、論争の中心へと自ら足を踏み入れた。クロエ・キムの同僚であるマディ・マストロ(25)も「母国で起きていることを見ていると胸が痛む」とし、「本当につらいし、それに目をつぶるわけにはいかないと思う。やさしさと慈悲という私の価値観と同じ価値を持つ国を代表していると考えているし、不義がある時には団結しなければならないと思う」とクロエ・キムと意見を同じくした。

 クロエ・キムは韓国人の両親を持つ移民2世で、2018年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪で当時17歳の若さでスノーボードのハーフパイプ決勝で満点に近い98.25点を記録し金メダルを獲得。「天才少女」と呼ばれ、スーパースターの仲間入りを果たした。2022年の北京大会でも2度目の金メダルを獲得し、今回の大会で3連覇を狙っている。

クァク・チンサン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/sports/sportstemp/olympics/1244228.html韓国語原文入力:2026-02-10 18:37
訳H.J

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