1日(現地時間)、米国ロサンゼルスで開催された第68回グラミー賞授賞式のステージでは、ドナルド・トランプ政権の強硬な移民取り締まりを批判するスターたちの発言が相次いだ。受賞者と出席者たちは「ICE(米国移民・税関執行局)アウト(出て行け)」を掲げ、抗議の意思を示した。
プエルトリコ出身の歌手バッド・バニーは「最優秀ラテン・アーバン・アルバム賞」部門の受賞スピーチの冒頭で、「ICEアウト」と叫び、客席から拍手が送られた。彼は「私たちは野蛮人でも動物でも宇宙人でもなく、人間であり、米国人だ」と述べ、憎しみではなく愛に集中しようと呼びかけた。この日「年間最優秀アルバム賞」も受賞したバッド・バニーは再びステージに上がり、「国を離れざるを得なかった人々を記憶しよう」と移民への関心を訴えた。
「年間最優秀楽曲賞」を受賞したビリー・アイリッシュも「ICEアウト」バッジを付けてステージに立ち、「奪われた土地に不法な人など存在しない」と移民取り締まりの中止を訴えた。新人賞受賞者のジャマイカ系英国人のシンガーソングライター、オリビア・ディーンは「移民の孫娘としてこの場に立っている」としたうえで、「私は(移民家族の)勇気が生み出した結実であり、そうした人々こそ称賛されるべきだと思う」と述べた。このほか、グロリア・エステファン、Kehlani(ケラーニ)、Shaboozey(シャブージー)らも家族の歴史と連帯に言及し、声を添えた。