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ロシアのウクライナ穀物港攻撃で国際穀物価格が高騰…裏では安値での販売を提案

登録:2023-08-04 06:33 修正:2023-08-04 07:06
黒海航路に続き代替輸出ルートの封鎖を狙う
ウクライナ西南部のイズマイルで2日(現地時間)、消防士たちがロシア軍のドローン攻撃にあった建物の火を消している=イズマイル/ロイター・聯合ニュース

 ロシアが再びウクライナの主要穀物輸出港を爆撃したことを受け、国際穀物価格が一時高騰するなど不安定な状況が続いている。

 ロイター通信などの報道によると、ロシア軍は2日(現地時間)、ウクライナ南西部のドナウ川沿いの港町イズマイルをドローンで攻撃し、港湾施設が相当な被害を受けた。ウクライナのオレクサンドル・クブラコウ副首相兼インフラ相は、ロシアの攻撃で中国やイスラエル、アフリカなどに輸出する予定の穀物4万トンも破壊されたと明らかにした。

 ウクライナ南部司令部はソーシャルメディアを通じて公開した最新戦況で、「敵の目標がこの地域の港とインフラ施設であることは明らかだ」と主張した。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は同日夜の演説で「モスクワは全世界に災いをもたらす戦闘を行っている」とし、「狂気に陥った彼らは世界食糧市場の崩壊、価格の危機、供給の支障を求めている」と非難した。

 ロシア国営の「RIAノーボスチ通信」は、ウクライナ南部ミコライウで活動する地下団体の関係者の話として、同日の攻撃を受けた施設には外国傭兵と軍の装備があったと主張したが、これを裏付ける証拠を示さなかった。

 ドナウ川沿いの港は、先月17日にロシアが黒海穀物協定を一方的に破ったことで、黒海航路に代わる穀物輸出通路の重要性が高まっている。ウクライナ政府はドナウ川を通じて欧州内陸に穀物を輸送した後、全世界への輸出量を大幅に増やそうとしている。

 ロイター通信の報道によると、ドナウ川沿いの港に対する攻撃のニュースが流れたことを受け、米シカゴの穀物市場では小麦の価格が一時5%まで高騰してから下落するなど、国際穀物市場は不安定な様子を見せた。

 欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル外務・安全保障政策上級代表は、ロシアが発展途上国に穀物を安く売って発展途上国を自国に依存させようとしていると警告した。ボレル代表は主要20カ国(G20)などに送った書簡で、「世界が穀物供給の支障と高い穀物価格に対応しようと努力している中、ロシアが困難な境遇に置かれた国々に接近している」とし、「割安な値段で穀物を提供するという提案を通じて、自分たちが誘発した問題の解決に努めるふりをしている」と指摘した。さらに「これは困難な経済状況をより一層困難にし、全世界の食糧安全保障を脅かしながら新しい属国を作ろうとする利己的な政策」だと批判した。

 一方、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は同日、トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領との電話会談で、ロシアの穀物・肥料輸出促進のために国連と自国が合意した措置が履行されない限り、黒海穀物協定には復帰できないと繰り返し強調した。

シン・ギソプ先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1102847.html韓国語原文入力:2023-08-03 13:43
訳H.J

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