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中ロ軍艦艇10隻が津軽海峡を同時通過…日本「初めて確認」

登録:2021-10-20 06:42 修正:2021-10-20 07:32
日本防衛省、航海目的など詳細な分析に着手 
「日米の中国牽制に対抗し、ロシアとの連携アピールした形」
中国海軍レンハイ級(055式)ミサイル駆逐艦=日本防衛省ホームページよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 日本防衛省は18日、中国軍とロシア軍の艦艇10隻が、津軽海峡を同時に通過したと発表した。両国の軍艦が日本の本州と北海道の間にある津軽海峡を同時に通過した事実が確認されたのは、今回が初めて。

 防衛省は18日午前8時ごろ、北海道奥尻島から南西に110キロメートル離れた海域で中ロの軍艦が航海するのを海上自衛隊の航空機と艦艇が確認したと明らかにした。大型艦艇のレンハイ級ミサイル駆逐艦など中国海軍艦艇5隻と、駆逐艦などロシア海軍艦艇5隻が確認された。

 これらの艦艇は午後3~4時ごろ、領海侵犯することなく、東海(トンヘ、日本海)方向から津軽海峡を通過し、太平洋側に抜けていったと、NHK放送が報じた。今月14日から17日までロシアのウラジオストク沖で合同演習を行った中ロ軍艦が今回津軽海峡を通過したものと推定されると、同放送は報道した。ロシア国防省は18日、14日から中国軍と合同演習を実施したことを明らかにした。ロシア側は中ロ海軍訓練は2012年から毎年実施しているもので、昨年だけコロナ禍で見送られたと付け加えた。日本防衛省は中ロ軍艦の津軽海峡航海の意図について、詳細な分析を行っているという。

 津軽海峡は国際海峡で軍艦を含む外国船舶の航海が認められる。ただし、NHKは「日本や米国、オーストラリアなどが中国を念頭にインド太平洋地域で多国間の訓練を繰り返す中、中国がロシアと連携をアピールした形で、防衛省は渡航の目的などについて分析を進めている」と報道した。

東京/キム・ソヨン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1015735.html韓国語原文入力:2021-10-2002:36
訳H.J

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