米軍の原子力潜水艦が潜水運行中に正体不明の物体と衝突した。
米国海軍は7日(現地時間)、資料を通じて「シーウルフ級原子力潜水艦『コネティカット』(SSN 22)が5日前、インド太平洋地域の公海を潜水運航中に、物体とぶつかった」と明らかにした。
米海軍は「乗組員の安全は海軍の最優先関心事であり、命の危機の生じた負傷者はいない」と付け加えた。これに関して、AP通信は乗組員9人がかすり傷のような軽傷を負い、2人がこれより重い負傷を負ったが入院治療を受ける状況ではないと、匿名の関係者の話として報じた。
米海軍の説明によると、潜水艦は安全で安定した状態であり、原子力発電施設と空間も何の影響も受けずに正常に作動しているという。
米海軍は事故がどこで起き、ぶつかった物体が何だったのかについては、「調査中」として具体的な言及を避けた。これに関して米海軍関係者は、「潜水艦は当時、南シナ海で日常的な作戦を遂行中であり、グアムに向かって運航中だった」と伝えた。潜水艦と衝突した物体については、「まだ明らかではないが、他の潜水艦ではない」とし、「沈没した船舶やコンテナ、または海図に表示されていない物体である可能性もある」と明らかにした。
米海軍の資料によると、今回事故が起きた原子力潜水艦「コネティカット」は排水量9284トン規模で、原子炉1基を装着し、25ノット(時速46.3キロメートル)以上の速度で運航することができる。乗組員は140人、トマホークミサイルとMK48魚雷で武装している。原子力による動力を使うが、戦略原子力潜水艦と違って核兵器は運用しない。