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岸田内閣・党幹事長に安倍前首相の側近たちが起用される見通し

登録:2021-10-01 06:32 修正:2021-10-01 06:45
党幹事長に甘利党税制調査会長起用される見通し 
安倍、麻生、甘利で「3A」と称されることも 
官房長官に萩生田文科相の起用も取りざたされる
安倍晋三前首相(左)と甘利明税制調査会長=甘利明議員ホームページよりキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 日本の次期首相に選出される見通しの岸田文雄自民党総裁を支える党と内閣の要職に、安倍晋三前首相の側近が起用される見通しだ。

 読売新聞は30日付で、自民党幹事長に「甘利明税制調査会長を起用する方向で最終調整に入った」と報じた。安倍前首相と修正主義的歴史認識を共有する萩生田光一文部科学相は、内閣のナンバー2である官房長官への起用が取りざたされている。議院内閣制を採択している日本では、党と内閣の協力が非常に重要だが、安倍前首相の側近がいずれも重要ポストを務める可能性が高くなったわけだ。この2人は、2019年に韓日関係を荒波に陥れた輸出規制の強化など、韓国に対する報復措置に力を入れた人物とされている。

 甘利税制調査会長は、麻生太郎副首相兼財務相率いる麻生派所属であり、安倍前首相とも親交を深めてきた。第2次安倍政権の時にはこれら3人の頭文字を取って「3A」と称されたこともあった。今回の自民党総裁選では、岸田陣営の選挙対策顧問を務め、勝利に貢献した。決選投票で河野太郎行政改革相を下すために「岸田-高市」連合の実現に向け水面下で動いたとも言われている。党幹事長は総裁を補佐し、資金管理や公認権などに莫大な影響力を行使することができる。

 内閣のナンバー2であり、政府の報道官の役割を果たす官房長官への起用が取りざたされている萩生田文部科学相は、党最大派閥の細田派所属で、現職閣僚として昨年と今年、2年連続でA級戦犯が合祀された靖国神社に参拝した。

 朝日新聞の報道によると、これから発足する岸田政権で「安倍・麻生」の影響力が大きくなっていることについて、党内の一部から懸念の声があがっているという。こうした人事が現実化する場合、岸田政権は安倍前首相の「操り人形政権」という野党の攻勢に悩まされかねない。同紙は「岸田総裁は『政治に国民の声が届かない』、『民主主義が危機にある』などと強調してきた」とし、「衆議院選挙を控えて行われる内閣人事が(岸田総裁を評価する)まずは試金石となる」と指摘した。

東京/キム・ソヨン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1013346.html韓国語原文入力:2021-10-01 02:31
訳H.J

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