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日本、北朝鮮の五輪不参加宣言に“寝耳に水”

登録:2021-04-07 05:29 修正:2021-04-07 07:24
大会関係者「内容を確認中」「当惑する」
東京国立競技場周辺に設置された五輪のロゴ=東京/AP・聯合ニュース

 北朝鮮が新型コロナウイルス感染症から選手を守るとの理由で、7月に予定されている東京五輪に参加しない方針を明らかにしたことについて、日本は「具体的な内容を把握している」と慎重な態度を示しながらも、戸惑いを隠せずにいる。

 丸川珠代五輪担当相は6日の記者会見で「(北朝鮮の不参加について)詳細を確認中」だとし、コメントを控えた。加藤勝信官房長官も定例記者会見で「引き続き注視する」と述べた。日本政府は、北朝鮮がこの時点でなぜ不参加を表明したのか、その意図と内容を分析しているという。

 五輪まで100日余りを残した時点で、北朝鮮が突然不参加を決定したことについて、当惑の声もあがっている。東京オリンピック委員会関係者は「(北朝鮮の不参加について)何も聞いていない。寝耳に水だ」と発言したと、共同通信が報じた。また別の大会関係者は毎日新聞のインタビューで「情報がないので何とも言えないが、政治的な理由という可能性もあるのでは」とし、「もしも、スポーツの政治利用なら嫌な手だ」と述べたという。

 新型コロナの感染拡大が続いている中、五輪に参加しない国が出るかもしれないという反応もある。日本政府の別の関係者は新型コロナによる国境封鎖などに触れ、「地域予選に出なければ、五輪に出場できない」とし、北朝鮮不参加の決定に「別に驚きはしない」と話したと、同通信が報じた。

キム・ソヨン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/989837.html韓国語原文入力:2021-04-06 14:57
訳H.J

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