ドイツのゲアハルト・シュレーダー元首相と韓国系の夫人のキム・ソヨンさんが、ドイツのベルリン市に設置された「平和の少女像」の撤去反対運動に加わった。
キム・ソヨンさんは11日(現地時間)、ベルリン市ミッテ区役所に少女像をそのまま維持してほしいという手紙を送ると共に、その全文を自分のフェイスブックで公開した。キムさんはこの手紙で「平和の少女像の撤去決定は理解し難い」とし、「これは、残忍な暴力の犠牲者である『慰安婦』ハルモ二(おばあさん)たちの苦痛に背を向ける決定」だと指摘した。
キムさんはまた、「私は夫とともに韓国で高齢の(慰安婦)生存者に会った」とし、「日本政府が残忍な戦争暴力の歴史を清算するどころか、沈黙するよう圧迫するのは歴史を妄覚すること」だと付け加えた。彼女はさらに「ドイツはナチスの歴史を清算することにより世界から尊敬されている」とし、「ドイツの官庁が日本の戦争犯罪の隠蔽に加担してはならない」と指摘した。
キムさんは「夫とともにベルリンのミッテ区役所が平和の少女像の許可をそのまま維持するよう丁重に要請する」と書いた。