先月、日本の対韓国輸出が再び大幅に減少した。特に、バイクと自動車の韓国向け輸出が60%以上減少したことが分かった。
日本の財務省が20日発表した10月貿易統計速報値によれば、日本の対韓国輸出額は3818億5400万円で、昨年同月対比で23.1%減少した。日本は先月にも韓国との貿易で1084億7200万円の黒字を記録したが、黒字幅は昨年同期と比較すれば45.1%減少した。韓国内の不買運動の影響と見られる。9月にも日本の対韓国輸出額は前年同期比で15.9%減少したが、減少幅がさらに拡大した。
品目別に韓国向け輸出(金額基準)を見れば、10月の二輪自動車(バイク)が63.6%(前年同期比)も減った。自動車も同じく63.6%減ったが、自動車の中でも乗用車は70.7%減少した。食料品は58.1%、金属加工機械50.7%、半導体などの製造装置が49%も減った。
日本の全体輸出額は昨年同期対比で9.2%減少し、約6兆5774億円だった。11カ月連続の減少で、減少幅も2016年10月の10.3%減少後、3年ぶりの最大値を記録した。日本の輸出額減少は、米中貿易戦争長期化の影響で対中国輸出が減少した影響が大きかった。日本は、中国に原料を売り、中国はこれを加工して再び輸出するケースが多いが、米中貿易摩擦で中国の日本産原料輸入が減っている。
先月、日本の全体貿易収支は約173億円の黒字を記録した。4カ月ぶりの黒字であった。輸出額は減少したが、日本が外国から輸入する物品の金額も14.8%減ったためだ。これは原油価格下落のためと解説される。原油輸入量自体は1.1%減ったが、価格下落の影響で金額基準では22.7%減少した。
一方、先月日本を訪れた韓国人観光客は、昨年同期に比べ3分の1水準に減った。20日、日本政府観光局によれば、日本を訪れた韓国人観光客は先月19万7300人で、昨年同期に比べ65.5%減少した。2011年の東日本大震災以後で最大幅の減少だ。