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「ボルトン補佐官は対北朝鮮軍事攻撃が可能だと信じている」

登録:2019-05-02 06:08 修正:2019-05-02 09:47
「ニューヨーカー」、対外政策におけるボルトン氏の超強硬態度を分析 
「ボルトン氏、ハノイ首脳会談は成功の見込みがないと言った」 
「トランプ大統領が戦争を望まないのがボルトン氏の悩み」 
ボルトン補佐官「私の考えを知らない人を引用した記事」と反論 
ホワイトハウスのジョン・ボルトン国家安保補佐官。「FOXニュース」の画面よりキャプチャー//ハンギョレ新聞社

 ホワイトハウスのジョン・ボルトン国家安全補佐官が、北朝鮮に対する軍事攻撃が依然として可能だと信じていると、米時事週刊誌「ニューヨーカー」が彼のことをよく知る消息筋を引用して報じた。

 同メディアは先月29日付の「戦争するジョン・ボルトン」という見出しの記事で、北朝鮮やイラン、シリアなどに対するボルトン補佐官の超強硬態度と信念を分析した。「ニューヨーカー」はボルトン補佐官が2000年代序盤から「北朝鮮は絶対核兵器の放棄を真剣に考慮しないだろう」と述べてきた点や昨年4月にホワイトハウスに入る直前まで、北朝鮮に対する先制攻撃を公開的に主張した点などを取り上げた。また、2月末第2回朝米首脳会談前にも、彼が参謀たちに協議が成功する見込みがないと話したと報じた。

 同メディアはボルトン補佐官の考えをよく知る人物の話を引用し、「ボルトン氏は依然として対北朝鮮攻撃が可能だと信じている」と報道した。この人物は「ボルトン氏はその地点(軍事攻撃をする時点)にいないことを望んでいる。しかし、軍事オプションは実行可能だ」と述べた。

 ただし、「ニューヨーカー」は「ホワイトハウスですら、軍事力は現実的オプションではないことを痛感している」と述べた。ある官僚は「1990年代なら、北朝鮮の核計画を破壊することもできたかもしれない。当時は(核関連施設が)より集中しており、何がどこにあるのか、私たちが全部把握していた」としながらも、「今は違う。あまりにも大きく、散らばっている」と話した。ボルトン補佐官を知っている西側のある外交官は「ボルトン氏にとって厄介なのは、トランプ大統領が戦争を望まないという点だ。トランプ大統領は軍事作戦の開始を望んでいない」と述べた。

 ボルトン補佐官は30日、ツイッターに、この記事について「私が数年間見たことも対話したこともない、私に敵意を抱いた元職員の話を引用したものだ。彼は私の考えを知らない。彼の発言は私の見解とは異なる」と反論した。

ワシントン/ファン・ジュンボム特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/892227.html韓国語原文入力:2019-05-01 19:36
訳H.J

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