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ポンペオ長官、6日昼に平壌到着…非核化ロードマップへの合意に注力する見込み

登録:2018-07-06 06:07 修正:2018-07-06 09:47
1泊2日の日程に突入…平壌に泊まるのは今回が初めて 
議題の事前協議できなかったもよう…
「すべての懸案」協議するものと見られる 
「米、“オール・オア・ナッシング”のアプローチ控え」柔軟にアプローチ
マイク・ポンペオ米国務長官が北朝鮮を訪問するため5日、米メリーランド州アンドルー空軍基地から飛行機に向かっている。ポンペオ長官はアラスカのアンカレッジを経由して平壌入りする=アンドリュー基地/AP、聯合ニュース

 マイク・ポンペオ米国務長官がシンガポールで開かれた朝米首脳会談後、北朝鮮との初の高官級の後続協議のため、5日(現地時間)早朝、専用機で米国を出発した。ポンペオ長官は韓国時間で6日昼に平壌(ピョンヤン)に到着し、1泊2日の訪朝日程に突入する。

 4月と5月に2度訪朝したポンペオ長官が平壌で宿泊するのは今回が初めてだ。このため、再会を果たした北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と晩餐を共にする可能性もあると見られる。ホワイトハウスのサラ・ハッカビー・サンダース報道官は2日「ポンペオ長官が、北朝鮮指導者と彼のチームに会うため、5日に北朝鮮に向けて出発する」とし、金委員長との面会計画を公開した。

 米国の主流マスコミと専門家たちの間で、非核化に向けた北朝鮮のの意志に対する懐疑論が広がっており、ポンペオ長官が今回の訪朝を通じてシンガポール首脳会談の履行に向けた突破口を開けるかが注目される。

 朝米は今回の高官級会談に先立ち、協議対象の議題を事前に確定することができなかったという。したがって、今回の会談は、双方の関心事や懸案をすべて提示し、接点を探る方式になるものと予想される。

 ロイター通信も同日、米政府当局者を引用し、朝米シンガポール共同声明を具体化し、具体的非核化経路を作るための試みが行われてきたが、あまり進展が見られないと報道した。ただし、米国行政部が「『オール・オア・ナッシング』式のアプローチは控えたものとみられる」とし、柔軟にアプローチしていると報じた。

 トランプ政権は今回の協議で、非核化のロードマップと初期の非核化措置の合意に力を注ぐものと予想される。非核化ロードマップと関連しては、核・ミサイル計画の申告の範囲と検証方法、初期の非核化措置と関連しては核弾頭および大陸間弾道ミサイル(ICBM)の封印や解体、核施設を閉鎖するかなどが主な争点になるものと見られる。北朝鮮が要求する体制保証および制裁の緩和・解除について、米国がいかなる条件と手順を提示するかも重要な注目ポイントだ。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員、キム・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/america/852058.html韓国語原文入力:2018-07-05 21:21
訳H.J

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