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ポンペオ長官、5日に3度目の訪朝…朝米首脳会談以来初めての高官級後続協議

登録:2018-07-04 06:24 修正:2018-07-04 07:45
国務省「5~7日の訪朝日程」を発表 
北朝鮮には1泊2日滞在…金委員長と面会 
7~8日、東京で韓日と協議の結果を論議 
米メディア「9月にニューヨークで第2回首脳会談の可能性も」 
マイク・ポンペオ米国務長官が先月13日、京畿道烏山空軍基地に到着している=写真共同取材団//ハンギョレ新聞社

 マイク・ポンペオ米国務長官が、朝米首脳会談から23日後の今月5~7日に北朝鮮を訪問し、初の高官級後続協議をすると米国務省が発表した。ポンペオ長官は過去2度の訪朝同様、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と面会するものと予想される。

 国務省のヘザー・ナウアート報道官は2日(現地時間)、報道資料を通じて「ドナルド・トランプ大統領と金正恩国務委員長がシンガポール首脳会談で達成した進展事項を履行し、協議を続けるため、ポンペオ長官が5~7日、平壌(ピョンヤン)を訪問する」と発表した。ホワイトハウスのサラ・ハッカビー・サンダース報道官も同日の記者会見で、「現在進行中の重要な朝鮮半島の非核化業務を続けるため、ポンペオ長官が5日、北朝鮮の指導者と彼のチームに会いに、北朝鮮に向けて出発する」と明らかにした。「北朝鮮の指導者」とは金委員長を指すものと見られる。ポンペオ長官は韓国時間で6日、北朝鮮に到着するものと予想される。匿名希望のある消息筋はハンギョレに「ポンペオ長官の実質的な北朝鮮滞在日程は1泊2日と聞いている」と伝えた。

 国務省はポンペオ長官が平壌を訪問した後、「7日と8日、東京で韓日の指導者たちと面会し、2国間および地域の懸案を含め、最終的で完全に検証された北朝鮮の非核化という共有された立場について協議する」と明らかにした。ポンペオ長官は先月12日の朝米首脳会談直後にも韓国を訪問し、14日にソウルでカン・ギョンファ外交長官および日本の河野太郎外相と韓米日外相会議を行った。今回は東京で3カ国外相会議と韓米、日米両者の外相会談が開かれるものとみられる。

 一方、米国インターネットメディア「エクシオス」は「一部の米国政府当局者たちが金正恩と(非核化に対する)進展を遂げることを非常に楽観視している。9月にニューヨークで、(国連総会を機に)第2回首脳会談を望んでいる」と報じた。ただし、ニューヨークで2回目の首脳会談が行われるためには、金委員長が追加的な進展を示さなければならないと当局者は話した。また、トランプ大統領が北朝鮮の実際の非核化の動きを督励するため、第2回首脳会談をアメとして提示する可能性もあると、同メディアは予想した。

 金委員長のニューヨーク訪問が実現すれば、彼の初の多国間会議への出席となる。また、トランプ大統領が肯定的な認識を明らかにした南北終戦宣言が行われる可能性もある。

ワシントン/イ・ヨンイン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/america/851716.html韓国語原文入力:2018-07-03 21:51
訳H.J

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