アントニオ・グテーレス国連事務総長が来月、平昌(ピョンチャン)冬季五輪開幕式に参加すると公式に明らかにした。
グテーレス総長は16日(現地時間)、ニューヨークの国連本部で開いた年頭記者会見で「平昌五輪開幕式出席のために2月に韓国を訪問する予定」とし、「国家間の友情というオリンピック精神が、その地域とその地域を越えて広がることを希望する」と明らかにした。
グテーレス総長はさらに「平和な朝鮮半島非核化に向けた真剣なプロセスが進展するために希望の信号を活用することがきわめて重要だと信じる」として、「機会は依然として存在し、その機会を通じて(朝鮮半島で)戦争を避けることができるだろう」と述べた。彼は「こうした機会を逃さないことが重要だ」と強調した。
彼は「南北間会談を持つことはきわめて重要だ」として「私たちがこのような五輪を開催することはとても重要だ」と明らかにした。続けて「戦争は避けられると考える。私が心配するのは(朝鮮半島に)平和が保障されたとまだ確信できていないこと」とし「そうした理由から私たちが強く関与している」と話した。
彼はまた「北朝鮮芸術団などの大規模な南訪問が、対北朝鮮制裁履行努力を傷つけるという恐れがあるのでは」という日本の記者の質問に対して「韓国政府がそうした危険を露出させない方式で対処するだろうと確信する」と明らかにした。彼はただし「中心的な問題(非核化)は、まだ解けていないという点は忘れてはならない」として「国際社会がそれに対して強い立場を確実にしなければならない」と明らかにした。
潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長は在任中の2014年のソチ冬季五輪、2016年のリオデジャネイロ五輪の開幕式に参加した。