政府が慶尚北道星州(ソンジュ)に高高度防衛ミサイル(THAAD<サード>)配備を発表し、社会的な対立が深まるなか、米国ホワイトハウスのホームページに「THAAD撤回」を求めるオンライン請願運動が始まった。
在米同胞たちが開設したものとされる請願の内容を見ると、「韓米政府はTHAADの配備予定地(慶尚北道星州)の住民と国民の強い反対にもかかわらず、韓国へのTHAAD配備に合意した」としたうえで、「北朝鮮のミサイルへの対応と安全のためにTHAADを配備すると言うが、これは中国とロシアの軍備競争を拡張し、北東アジア地域の緊張を高めることになるだろう」と懸念を示した。
そして「韓国と周辺国家の持続可能な平和体制を構築するため、何よりも交渉を通じて緊張関係を緩和しなければならない時」だとし、THAAD配備の撤回を求めた。
10万人を目標にしている今回の請願には、現在(18日午前12時に)まで4026人が署名した。署名に参加する方法は、「ウィ・ザ・ピープル」のホームページ右側に英語で名前とメールアドレスを書いた後、送られてきた確認メールを再びクリックすると署名の手続きが完了する。
ホームページの説明によると、「請願後、1カ月(8月14日まで)以内に10万人余りが署名すれば、ホワイトハウスが60日内に立場表明を行うことになっている」と書かれている。
韓国語原文入力:2016-07-18 12:53