登録 : 2015.10.28 01:10 修正 : 2015.10.28 07:41

朴大統領、首脳会談の可能性を先に示し主導権奪われる 
日本、韓国の期待に及ばなくても誠意ある表現を選ぶ見込み

今年3月にオランダの米国大使官邸で開かれた韓米日首脳会談で、バラク・オバマ大統領の仲介で朴槿恵大統領(右)が安倍晋三首相と握手している。韓日首脳会談は11月2日に初めて開かれる見通しだ=ハーグ/連合ニュース
 結局、成果のない会談で終わるのか。大統領府が26日、これまで注目の的になってきた韓日首脳会談について「11月2日に開く方向で日本側に提案しており、返信を待っている」と明らかにし、首脳会談を機に両国間の最大の懸案となる慰安婦問題における日本の前向きな態度を引き出すための背水の陣を敷いた。しかし、日本側は「(韓国が求める)安倍首相の謝罪発言はない」という強硬な立場を維持しており、韓国政府の焦らせている。

 日本政府の菅義偉・官房長官は26日の定例記者会見で、韓国が要求している安倍首相の謝罪などの問題について、「常に対話のドアはオープンで、両首脳が難しい問題があるゆえに会談をするのが望ましい」という原則的な態度を再確認した。

 日本のマスコミを通じて伝わる反応も冷ややかなものばかりだ。 毎日新聞は27日、「首相が改めて謝罪することはない」と明言したという日本政府関係者の発言を紹介した。読売新聞も日本が韓国の要求に難色を示したことを受け、「昼食会を省き、会談時間を30分にするスケジュールを提示した」という韓国政府の反応を報じた。これに先立ち、日本政府関係者は、「韓国は(慰安婦問題)を解決が近づいているという夢を見ているのかもしれないが、そのような局面に入っていない」と冷ややかな反応を見せた。

 韓国政府が日本の謝罪にこだわるのは、安倍首相が今回の首脳会談でどのような態度を示すかによって、朴槿恵(パク・クネ)政権が過去2年8カ月間進めてきた対日外交の成否が決まるからだ。朴大統領は就任後ずっと慰安婦問題に対する日本政府の誠意ある措置を首脳会談の前提条件として掲げ、日本と対立してきた。韓国政府はこれまで、先に慰安婦問題解決のための措置を取るなど、具体的な代案を示すことを日本政府に求めてきたが、首脳会談を控えて「謝罪」の発言を要求するなど、事実上、要件を大幅に下げた状態だ。

 にもかかわらず、韓国政府が安倍首相の判断を待たなければならない状況に追い込まれたのは、両国の間で繰り広げられている激しい外交戦で、致命的なミスを犯したためと見られる。失敗の主人公は他でもない朴大統領だった。朴大統領は15日、米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)での演説と質疑応答を通じ、「安倍首相と(韓中日3カ国首脳会談が開かれることを契機に)首脳会談を開くことができると考えている」と述べた。朴大統領のこの発言により、首脳会談の開催が事実上既成事実化されたことで、日本側が今回の会談で慰安婦問題にどのような態度を見せるかなどの重要な問題において、かなりの自律性を確保できるようになった。

 しかし日本政府は、最終的には慰安婦問題について朴大統領の面目を立たせる一種の外交的な配慮を見せる可能性が高い。安倍首相は8月14日に発表した安倍談話(戦後70周年談話)で「20世紀において、戦時下、多くの女性たちの尊厳と名誉が深く傷つけられた過去を、この胸に刻み続ける。だからこそ、我が国はそうした女性たちの心に、常に寄り添う国でありたい」という意向を明らかにしたからだ。また、韓国政府に大きな外交的打撃を与える場合、過去の歴史をめぐる両国間の対立を終わらせ、韓米日3角安保同盟を深化させようとする米国を刺激する可能性もある。結局、安倍首相は、今回の首脳会談をきっかけに、韓国の期待には及ばなくても、日本としては誠意を見せたと言えるほどの表現を選んで韓国に提示するものと見られる。

東京/キル・ユンヒョン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-10-27 14:06

http://www.hani.co.kr/arti/international/japan/714672.html?_fr=mt2訳H.J

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