登録 : 2015.08.03 00:39 修正 : 2015.08.03 08:08

 4日間の交渉で意見の隔たり埋められず
 9月初めの早期妥結は困難か

7月28日から4日間、米国ハワイで開かれたTPP交渉に参加した12カ国の長官級閣僚がマラソン交渉を行ったが、次回の日程も決められず最終合意に失敗した//ハンギョレ新聞社
 環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉に参加している12カ国の長官級の閣僚たちが4日間のマラソン交渉を行ったが、次回の日程も決められないまま、最終合意に失敗した。TPP交渉が長期漂流するとの見方も出ている。

 マイケル・フロマン米国通商代表部(USTR)代表は31日(現地時間)、ハワイのマウイ島のウェスティンホテルで4日間の交渉を終えてから、12カ国の交渉団を代表して読み上げた声明で「意味のある進展が見られたので、これまで以上にTPPが妥結されると強く確信する」と明らかにした。しかし、フロマン代表は「今後残っているいくつかの争点をめぐり引き続き交渉を行っていく」とし「次回の閣僚会議の日程は決まっていない」と述べた。 参加12カ国のうち、米国、日本、カナダ、メキシコ、オーストラリアの5カ国は、酪農品市場の開放と自動車貿易、生物医薬品(新薬の特許)のデータ保護期間などをめぐり、かなりの意見の相違を見せた。特に、カナダが酪農市場を開放しようとする米国とニュージーランドに強く対抗する姿勢を崩さなかったことで、交渉に進展が見られなかったことが分かった。

 安倍晋三首相は1日、記者団と会い、「最終的な合意に達するまで全力を尽くしていく」という立場を明らかにした。甘利明・経済再生相もハワイ現地での交渉閉幕後の記者会見で、「もう一回閣僚会議を開いたら、最終的な合意に到達できる」という肯定的な見通しを示そうと努めた。しかし、ワシントンのある消息筋は「まだ伏兵になる可能性がある争点が多い」と交渉の早期妥結が容易ではないと予想した。

 来る10月、カナダの総選挙と来年の米大統領選挙など国内世論を意識せざるをえない各国の複雑な政治的日程のために9月初めがTPP妥結の最後の期限という分析が出ている。この期限を過ぎるとTPPが長期漂流する可能性も排除できない。TPP交渉の膠着状況が続く場合、オバマ大統領に打撃となる可能性があると外信は伝えた。任期末の“業績作り”に支障が出るだけではなく、大統領選挙の争点に浮上されて民主党候補に不利に作用する可能性があるからだ。民主党の主な支持基盤である労組だけでなく、多くの民主党議員もTPPに反対しており、ヒラリー・クリントン前国務長官は、TPPの明確な立場を出せずにいる。

ワシントン・東京/イ・ヨンイン、キル・ユンヒョン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-08-02 20:15

http://www.hani.co.kr/arti/international/globaleconomy/702808.html 訳H.J

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