国連は20日(現地時間)、北朝鮮が国連事務総長の開城(ケソン)工業団地訪問の許可を取り消したことと関連し、「現在まで、我々はまだ、なぜ取り消されたのか理由や説明を聞かされていない」と述べた。
ファルハン・ハク国連事務総長副報道官はこの日、ニューヨークの国連本部で開かれた定例ブリーフィングで関連の質問にこのように答えた。ハク副報道官は、「これまでニューヨークにある北朝鮮国連代表部と一連の協議を経ており、北朝鮮は私たちが仕事を進めるために必要とすることを確約した」とし「しかし、火曜日夜遅く、突然これが取り消されたという通知を受けたが、それに対する説明もなかった」と明らかにした。ハク副報道官は「パン事務総長は今回のことについて遺憾を表明したが、朝鮮半島の平和のための努力を続けるつもりでいる」と述べた。
過去にも他の国で国連事務総長の訪問がこのように断られた事例があるのかという質問に対し、ハク副報道官は「外交慣例上、他の事例を具体的に挙げることはできない」とし「以前にも時々このようなことがあった」と述べた。
当初、開城工業団地の訪問が予定されていた21日、パン事務総長はソウルに滞在し、個人的な日程を進めた。この日の午前、パン事務総長はソウル市内の病院で健康診断を受け、午後は宿泊施設に滞在して業務を行ったと伝えられた。
韓国語原文入力: 2015-05-21 20:07