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オバマ「韓国とのミサイル防御協力を深化させる」

登録:2014-11-18 00:57 修正:2014-11-18 06:31
サード配置本格化の兆候
韓国型ミサイル防御(KMD)と高々度ミサイル防御システム(THAAD)。//ハンギョレ新聞社

 バラク・オバマ米国大統領が15日から二日間の日程でオーストラリアを訪問した際に、韓国とのミサイル防御(MD)協力深化をはじめ残る任期2年間に推進する対アジア政策の基調を明らかにした。

 オバマ大統領はブリスベンのクィーンズランド大学で行った演説で「アジア・太平洋における米国のリーダーシップは、私の外交政策の根本的な焦点になっている」とし、アジア各国との同盟強化を最優先順位に挙げた。 彼は韓国に関連して「我々は北朝鮮の威嚇を制御し防御するために、ミサイル防御を含む協力を深化させる」と話した。

 ワシントンの外交筋からは米国が今後適切な時期に「サード」(THAAD・高々度ミサイル防御システム)を韓国に配置すると観測されているが、それと関連して注目される発言だ。オバマ大統領は昨年4月の韓米首脳会談と今年3月の韓米日首脳会談などで朴槿恵(パク・クネ)大統領と会うたびにミサイル防御での協力を強調してきた。

 オバマ大統領は日本に関連しては「新しい米日防衛協力指針を完成し、米軍を再配置する」と明らかにした。 フィリピンとは対テロ・災害救助などのための軍事訓練および演習を、オーストラリアには地域安定のためにより多くの米海兵隊員が循環配置されると強調した。彼はアジア領域内で米国の防衛態勢を現代化する作業を続けるとしながら、シンガポールを含む東南アジアにもより多くの軍事資源が配置されると話した。

 オバマ大統領は、対中国関係と関連しては「建設的関係を追求する」としながらも「中国が貿易であれ海洋であれ、他の国々と同じ規則に従うよう促す」と話した。 彼はまた、環太平洋経済パートナーシップ協定(TPP)を実現させるために努力を続けるとし、労働・環境・知的財産権・国営企業など種々の部門で高い水準の標準が達成されるよう推進すると強調した。

ワシントン/パク・ヒョン (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/america/664907.html 韓国語原文入力:2014/11/17 20:31
訳J.S(942字)

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