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中-日 東中国海上空 一触即発の危機

登録:2014-05-25 22:09 修正:2014-05-26 06:39
中・露 公海上合同軍事訓練地域で
中国戦闘機-日本情報機 30mの超接近
日本「偶発事故が起きるところだった」非難
日本防衛省が威嚇飛行をしたとして公開した中国のSU-27戦闘機

米、最先端グローバルホークを日本に配置
北・中 監視が目的…東北アジア緊張高揚

 中国とロシアが海上合同軍事訓練をしていた東中国海の公海上空に日本自衛隊の情報収集機が入るや、中国の戦闘機(写真)が30mの距離まで接近し威嚇飛行をする一触即発の事態が起きた。 日本当局は「少し間違えば偶発的な事故につながりかねない危険な行動」として非難した。 中国は未だ特別な反応を示していない。

 小野寺五典 日本防衛相は25日午前、東京の防衛省で記者会見を行い、「24日午前、中国と日本の防空識別区域が重なる東中国海上空で中国空軍の戦闘機が日本自衛隊機に最短30mまで接近して威嚇飛行をした」と明らかにした。 彼は「普通に公海上を飛行している他国機に接近するのはあってはならないことだ。 常軌から抜け出したこと」と中国を猛非難した。

 これに先立ち日本防衛省は24日夜、緊急資料を出してこの日午前11時と12時頃、東中国海公海上で中国軍のSU-27戦闘機2機が空中情報収集活動を行っていた日本海上自衛隊のOP-3C(映像情報記録機)と航空自衛隊のYS-11EB(電子測定機)に異常接近をしたと明らかにした。 昨年11月、中国が一方的に東中国海防空識別区域を設定した後、中国空軍がこのような威嚇飛行をしたのは今回が初めてだ。

 日本防衛省は今回の事件が発生した正確な地点を明らかにしていないが、日本マスコミは20日から26日まで中国とロシアが合同軍事訓練を行っている海域上空だったと報道した。 日本の自衛隊機が中‐露軍事訓練を覗き見るために該当上空に接近するや中国軍戦闘機がこれを阻止するため威嚇飛行をしたわけだ。

 日本は今回の事態を中国の防空識別区域設定後、両国空軍間の偶発的衝突の可能性が高まったことを実証するものとして受け止めている。 小野寺防衛相は「操縦士の報告によれば、中国戦闘機にはミサイルも搭載されていた」と強調した。 今回、威嚇飛行に出動した中国軍用機は4世代戦闘機SU-27で、最高速度はマッハ2.3に達する。 両側の飛行士が少しでもミスをすれば、中-日関係を深刻な危機に追い詰めかねない一触即発の危機であった計算だ。 自衛隊統合幕僚監部(韓国の合同参謀本部に相当)が去る4月に公開した資料を見れば、中国空軍の‘異常飛行’に日本の航空自衛隊が対応出撃をしたのは2010年には96回だったが昨年は415回に急増した。

 一方、アメリカが最先端無人偵察機グローバルホークを日本に配置して、中国・北朝鮮に対する監視に乗り出すなど、東北アジアの軍事的緊張が継続的に高まっている。 <朝日新聞>は24日、アメリカの高々度無人偵察機グローバルホークが日本 青森県の三沢基地に初めて配置され、北朝鮮の核開発と中国の海洋進出に対する情報収集活動に乗り出すと報道した。 グローバルホークは1万8000m以上の高々度で地上30㎝大の物体を識別できる性能を備えている。 日本はグローバルホークを3機、韓国は機台導入する計画を明らかにしている。

東京/キル・ユンヒョン特派員 charisma@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/638946.html 韓国語原文入力:2014/05/25 21:12
訳J.S(1508字)

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