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ホンダ議員 「米国政府が日本に慰安婦解決を促せということ」

登録:2014-01-16 21:36 修正:2014-09-05 18:06
法案を主導したマイク ホンダ議員
"2007年 決議案通過以後
日本総理、謝罪はおろか神社参拝
もう米国政府が日本を動かずべき"
上院通過後、オバマ署名して初めて効力
日本政府は事前認知できず当惑

 米国下院の統合歳出法案に慰安婦関連条項を入れる作業を主導したマイク ホンダ議員(写真)は15日(現地時間)今回の法案通過は米国行政府が慰安婦問題の解決に積極的に取り組めとの米国下院のメッセージだと明らかにした。

 ホンダ議員はこの日、ワシントンの議事堂を訪問した韓国のチョン・チョンレ議員(民主党)に会った席で、今回の法案の意味は小さくないと語った。 彼は日本政府を動かすことができる最も強力な所はまさに米国行政府だと指摘し、今回の法案は米国行政府を通じて日本の態度変化を引き出そうとするものだと繰り返し強調した。

 彼は法案に含まれた慰安婦条項は米国議会用語で‘リポート ランゲージ’(report language)に該当するとし、 「これは下院が米国行政府に直接メッセージを伝達するためのもの」とその意味を説明した。 彼は「メッセージはまさにオバマ行政府が日本に歴史的責任を認め謝ることを強く促せということ」と話した。 一言で言えば、下院が大変重要に考える事案であるため行政府次元で注目しろと促す性格のものだということだ。

 米国議会内外では、今回の法案がジョン・ケリー国務長官だけでなくバラク・オバマ大統領にも圧迫を与える効果があると分析している。 この法案に関与した米国議会のある関係者は、法案の処理手続きに注目しろと話した。 この法案は上院を通過した後、オバマ大統領の署名を経てこそ初めて法令としての効力が発生する。 この関係者は「大統領が署名することになれば、署名の当事者である大統領としてもこれを履行せざるをえない圧迫感を感じることになる」と話した。

慶南(キョンナム)巨済市(コジェシ)日本軍慰安婦被害者追悼碑建設推進委員会主催で開かれる‘平和の少女像’除幕式を翌日に控えた16日午後、巨済市 長承浦洞(チャンスンポドン)の巨済文化芸術会館小公園で関係者たちが少女上を拭いている。 巨済/ニューシス

 ホンダ議員が今回の法案を主導したのは、2007年に慰安婦決議案を通過させたが、日本が反省するどころか過去事を否認する態度を見せたことに強く失望したためだと言う。 彼はこの日「日本総理が真の謝罪もすることなく、靖国神社を参拝するというのは、傷口に塩を振りかける行為と全く同じだ」として「日本は真の謝罪をして、過去の行為に責任を負うことが重要だ」と話した。 彼は「また、教科書には過去にどんなことが発生し、なぜ謝罪したかを記録して次世代に知らせることも重要だ」と付け加えた。

 2007年ホンダ議員と共に慰安婦決議案の通過を主導した在米同胞権益擁護団体である市民参与センターのキム・ドンソク常任理事は、ホンダ議員が法案に慰安婦条項を挿入する問題を1年前から熟慮してきたと語った。 キム理事は「昨年下院で慰安婦決議案を再び出さなければならないという声が一部から上がると、ホンダ議員は今度は決議案を具体的に履行することが必要だと話した」として「そのような熟慮が今回実を結んだ」と伝えた。

 今回の法案通過は国際外交の主舞台であるワシントンで繰り広げられている韓-日間‘外交折衝戦’の側面からも大きな意味がある。 安倍晋三 日本総理の靖国神社参拝以後、日本が‘米国なだめ’に総力戦を展開している状況で出た今回の法案通過は、日本政府を当惑させるものと見られる。 日本政府は今回法案に慰安婦条項が含まれる事実を認知できずにいたと言う。

 ワシントン外交消息筋は「慰安婦問題に積極的に取り組んだ議員は、ほとんど在米同胞が多く居住する地方区に属している」として 「今回の事案は在米同胞の地位が大きくなったとことを示す側面もある」と話した。

 一方、米国下院外交委員会アジア・太平洋小委員会のスティーブ シャボット委員長は13日、岸信夫 日本外務省副大臣との面談の時、自身が安倍総理の神社参拝に理解を表明したという報道は翻訳の誤りだと強調したとチョン・チョンレ議員は明らかにした。

ワシントン/文・写真パク・ヒョン特派員 hyun21@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/620103.html 韓国語原文入力:2014/01/16 19:58
訳J.S(1936字)

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