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福島近隣地域の子供たち 70% 尿からセシウム検出

登録:2013-10-03 21:14 修正:2013-10-04 06:32
原発事故で流出したセシウムが、呼吸と食物摂取で入ったもよう
日本マスコミ "内部被爆には許容限界なく、長期間健康チェック必要"
日本、福島第1原発放射能汚染水貯蔵タンク周辺で保護服を着た東京電力職員らが安全点検を行っている。 福島/ロイターニュース1

 茨城県と千葉県など日本の関東地方に属する15ヶの基礎地方自治体の子供・青少年10人に7人の割合で尿からセシウムが検出された。 福島近隣地域の人々の尿からセシウムなどの放射性物質が確認されたのは今回が初めてではないが、その比率が高く注目される。

 茨城県守谷市にある常総生活協同組合が昨年11月、松戸、柏、つくば、取手など15の基礎地方自治体に暮す0才から18才までの児童・青少年146人の尿を採取して検査した結果、検査が終わった85人の68.2%にあたる58人からセシウム134とセシウム137が検出された事実が一歩遅れて確認された。 この内、最高値は1リットルで1.683ベクレルで、多くの子供たちから検出された数値は1ベクレル以下だった。 日本政府が許容する一般的な食物内セシウムの許容値が1㎏当たり100ベクレルであるので、数値だけ見る時には検出量が多いわけではない。 このような事実は4日付<週間朝日>の報道で知らされた。

 今回検出されたセシウム134とセシウム137は自然界には存在しない物質だ。 したがって2011年3月に発生した福島第1原発事故の際に流出し、呼吸と食物摂取などを通じて子供たちの体内に入ったものと見ざるをえない。 この生協の関係者は<週間朝日>とのインタビューで「8才の子供の尿からセシウム1ベクレルが検出されたとすれば、この子供は一日に数時間ずつセシウムを吸収していると見なければならない」として「内部被爆には許容限界がないので長期間にわたり健康チェックが必要だ」と明らかにした。

 内部被爆が一般的な外部被爆より危険なのは、人体が放射線の影響を非常に強く長期にわたって受けざるを得ないためだ。 一般的にプルトニウムが放出するアルファ線や、ストロンチウムが放出するベータ線は、服などの防護具を利用して遮断できるが、これらの物質が体内に入ってくれば防ぐ方法はない。 また、放射線は距離の2乗に比例して弱くなるので、細胞に放射性物質が付着して起きる内部被爆の影響は一般被爆に比べて非常に大きくなる。 セシウム137の半減期は30年余りだが、人体に入ってくれば汗や小便などで外部に排出され、9才の子供を基準にした生物学的半減期は38日程度だ。

 矢ヶ崎克馬 琉球大学名誉教授は「福島と関東地方の子供たちから鼻血や下血が発見されており、甲状腺癌が増加する原因も内部被爆」とし「破壊された遺伝子が元の場所に訪ねて行く過程で遺伝子組織が誤って連結されれば癌に発展する恐れがある」と話した。

東京/キル・ユンヒョン特派員 charisma@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/605660.html 韓国語原文入力:2013/10/03 18:10
訳J.S(1336字)

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