日本の右翼団体会員らが東京で行われた‘慰安婦’ハルモニの講演会場前にまで押しかけてきて暴言を吐いたりしてデモを行った。 日本国内で彼らの行動を批判する声が高まる中で組織化されているが、これに対抗でもするかのように右翼らの行動もより一層荒々しくなっている。
23日午後、東京新宿のある会議場で‘慰安婦問題とジェンダー平等セミナー’ ‘日本民主青年同盟’ ‘新日本婦人の会’ ‘日本、アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会’等の日本の市民団体が‘慰安婦’問題の実状を知らせるために‘ハルモニから若い世代に’という行事を行った。 この行事には旧日本軍に‘慰安婦’として強制動員され、今は‘ナヌムの家’で生活しているイ・オクソン(86)・パク・オクソン(89)・カン・イルチュル(85)ハルモニなど韓国人慰安婦被害者3人が証言者として参加した。
右翼団体会員らはハルモニたちが行事場所に到着する前から旭日旗を持って集まり、会議場建物前の道路の向い側でプラカードを持って示威を行った。 彼らは被害者ハルモニを動物になぞらえたり慰安婦ハルモニたちの話が嘘だと声を荒げた。 一部は中指を伸ばして侮辱を加える仕草もした。
日本の右翼団体が新宿韓流通りデモや‘慰安婦’関連写真展行事会場前で同様な主張をして示威を行ったことはあるが、慰安婦ハルモニが参加した行事場所前まで訪ねて来て乱暴を働いたことは最近なかったことだ。 右翼団体の会員らは日本東京都のオリンピック誘致戦が絶頂に達する時期からデモを自制していたが、オリンピック開催地が決定された後の8日、新宿でのデモを再開した。 だが、それに抗議デモ隊に遮られ事実上デモが失敗に終わるなど、最近は日本社会内部の強い抵抗にぶつかっている。
この日、行事会場内は物静かだった。 日本人200人余りは被害ハルモニの話に真剣に耳を傾け、ハルモニたちの証言を聞いて涙をぬぐう人々もいた。 被害ハルモニたちの証言が終る度に激励の拍手も響いた。 慰安婦被害ハルモニたちは24日には日本の議員たちを相手に問題解決を促し、26日に京都に移動し29日まで‘慰安婦’の真相を知らせる予定だ。
東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr