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警察、セウォル号集会参加女性を連行しブラジャーを脱がせた

登録:2014-05-23 20:43 修正:2014-05-24 07:55
東大門(トンデムン)警察署、女性6人にブラジャー脱衣を強要
最高裁 昨年‘下着脱衣強要は人権侵害’判決
捜査課長「職員がミスをしたようだ…規定違反」
17日夜、ソウル清渓(チョンゲ)広場で開かれた‘セウォル号惨事追慕5・17汎国民ロウソク行動’集会に参加した市民が犠牲者を追慕し政府の無能な対処を糾弾して広場をいっぱいに埋めている。 パク・ジョンシク記者 anaki@hani.co.kr

 警察がセウォル号関連集会に参加し連行された女性たちに、ブラジャーを脱がせて調査を受けさせていたことが明らかになった。

 23日‘じっとしていなさい’沈黙行進参加者たちの説明によれば、18日セウォル号集会に参加してソウル東大門(トンデムン)警察署に連行された女性参加者6人は、留置場入監当時、警察からブラジャーを取るよう要求された。 警察は17~18日の2日にかけて集会後に沈黙行進に参加した市民200人余りを集会および示威に関する法律違反などの疑いで逮捕し、ソウル市内警察署に分散収容した。

 東大門警察署で調査を受けたソ・ジヨン(24)さんは「警察は留置場入監後、身体検査を行いワイヤーのあるブラジャーの場合、自害・自殺の危険があるので下着を脱衣しろと言った。 下着を脱衣した状態で二日間調査を受けることがとても不快だった」と話した。

 警察のこのような措置は‘留置場収容過程での下着脱衣措置は違法行為’という最高裁判決に外れる。 昨年5月、最高裁は2008年米国産牛肉反対ろうそく集会に参加した女性たちに、警察がブラジャー脱衣を強要したことに対して「ブラジャー脱衣強要は人権尊重、権力乱用禁止などに違反しており、客観的正当性を欠如したものだ」として、それぞれ150万ウォンの慰謝料を支払うよう判決を確定した。

 これに対してキム・ギョンギュ東大門(トンデムン)警察署捜査課長は「ブラジャー脱衣を指示した警察官は、地区隊に所属していたが捜査官として赴任して2ヶ月程度にしかならず、ミスをしたようだ」と話した。 彼は「規定違反であることを認める。 今後職員が同じミスをしないよう一層気を遣う」と明らかにした。

オム・ジウォン記者 umkija@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/638758.html 韓国語原文入力:2014/05/23 20:17
訳J.S(1075字)

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