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"失業率 急騰しても企業が市場を掌握 政府は手を出せず"

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/505268.html

原文入力:2011/11/13 21:44(1295字)
チョン・ウンジュ記者

在米韓国人女性たちも "FTA反対" 宣言

 "私たちはアメリカに住んでいるが、一度間違って締結された自由貿易協定(FTA)がどれほど恐ろしい結果を持たらすのか毎日実感しています。"

在米韓国人女性のサイトである‘ミ氏USA’とミズビル会員493人は去る12日(現地時間)‘韓-米FTA反対宣言文’を出し 「親米主義者・従米主義者・反米主義者というレッテルを貼ること無く‘国益最優先’という目標に立ち帰って欲しい」としてこのように訴えた。 彼女たちは宣言文で「米国全域に広がった‘ウォール街を占領せよ’デモは華麗さの陰に隠された現実米国経済の危機と矛盾をそのまま示すもの」としつつ、「自由貿易協定は米国が当面する経済危機を解決する強力な武器であり、韓-米FTAもその延長線上から抜け出せない」と強調した。例えば1994年バラ色の青写真を前面に掲げて米国と北米自由貿易協定(NAFTA)を締結したメキシコの場合にも、結局は自国の経済基盤まで失ったということが彼女たちの主張だ。

宣言文を作成したキム・ミスク(45)氏は<ハンギョレ>と行った電話通話で「韓-米協定が途方もない結果に追い立てるはずなのに、我が国の国会はまともな検証もしておらず、党論だから大勢だから無条件に従えというのはあまりにも無責任だ」と話した。2009年1月に娘2人を連れてカリフォルニアへ留学にきたキム氏は、ハンナラ党が韓-米協定を強行処理するというニュースを見て去る10日夜10時にホームページに文を載せ宣言文を提案した。40時間で492人が参加するという意を明らかにした。


1980年に移民してロサンゼルス(LA)で小児科医師の夫と暮らしているパク・ミョンギ(63)氏も高等学校数学教師の娘と共に宣言文に署名した。米国企業で30年間働いたパク氏は特に、韓-米協定により米国のように民間保険会社と製薬会社の力が大きくなり韓国の保健医療制度が危険になるのではと心配した。


米国には国営医療保険体系がなく、強固な職場がなければ毎月100万ウォン内外の家族保険料を払っても軽い病気で数万ウォンずつの病院費と薬代を追加で支払うのが現実であるためだ。パク氏は「韓国の医療保険制度がどれほどうらやましいかわからない」と苦しさを吐露した。


カリフォルニア モントレーで連邦公務員として仕事をしているソ・ウンア(45)氏は 「店が不渡りになり住居価格が下落し失業率が急騰しても、米国では企業が市場を掌握しているために政府が手を出すことはできない状況」とし「韓国政府が企業活動を制約する公共政策を展開すれば、米国企業が当然に投資家-国家訴訟(ISD)を相次いで提起するだろう」と話した。


チョン・ウンジュ記者 ejung@hani.co.kr


原文: 訳J.S