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アップル、三星(サムスン)部品使うまいとしてiPhone5 出せず?

https://www.hani.co.kr/arti/economy/it/504434.html

原文入力:20111107 21:17(1281字)
キム・ジェソプ記者


三星側 "核心部品は台湾業者に代替…テストで問題発生"


去る10月、米国アップルは次期作として‘iPhone5’を発表するだろうという予想に反し既存製品と大きく変わらないiPhone4Sを新製品だとして出した。消費者と投資家は失望し、一時‘アップルの革新は終わった’という類の非難があふれもした。アップルはなぜiPhone5の代わりにiPhone4Sを出したのだろうか?

これと関連して業界ではアップルがiPhone5を出せない理由は、当初台湾業者に新たに任せた核心部品の安定性に問題が生じたためという話が出ている。iPhone5の量産決定に先立ち進行したテストで台湾業者が作った核心部品の安定性が基準に達し得ないことがわかりやむなくiPhone5の発表を先送りしたという話だ。三星電子がギャラクシーS2とギャラクシーノートなど多様な製品を前面に出しスマートフォン市場を急速に蚕食している状況で新製品発売をひたすら先送りすることもできなかったためだ。


三星電子側でもあえて否認しない雰囲気だ。三星電子関係者は「アップルがiPhone5とiPad3に入る核心部品の中の2種類を台湾業者に新たに任せたが、最終テスト段階で過度な発熱などの問題が発生したと把握している」と話した。アップルはそのために来年3月に予想されてきたiPad3の発表日程もやはり3ヶ月以上先送りしたと伝えられている。これに先立ちアップルは今年初めからスマートフォンとタブレットPC市場で三星電子の追撃を締め出す方案として大々的な特許侵害訴訟を提起することとは別に、三星電子に任せてきた部品生産を台湾業者に変える戦略を展開した。


今回のことを契機に三星電子の半導体部品競争力がより一層高く評価されるだろうという展望も出ている。現在iPhone4SにもiPhone4と同じように三星電子の半導体部品が使われている。この間‘アップルがiPhone5用アプリケーション チップを台湾TSMCに任せようとしている’という外信報道が出てくる度に三星電子側から「アップルがiPhoneとiPadの性能と安定性を考えるなら容易ではないだろう」と話してきた背景も先行している技術力にある。


アップルの新しい最高経営者になったティム・クックが故スティーブ・ジョブス前会長の追悼式に参加したイ・ジェヨン三星電子社長を別に呼び、2時間以上会談した事実も新たな関心事だ。三星電子関係者は「三星電子とアップルは戦って勝ってみても両者が市場で機会をのがせば何の得もない」として「イ・ジェヨン社長が会長に別途公式報告までしたのを見れば両者がウィン・ウィンできる方案に対する話が交わされうる」と話した。


キム・ジェソプ記者 jskim@hani.co.kr


原文: 訳J.S