原文入力:2011/08/17 20:23(839字)
イ・ジェミョン記者
昨年 756兆ウォン…5年前対比 84%↑‘経済力集中 深化’憂慮の声
我が国全体の製造・サービス業(金融を除く)売上で10大グループの占める比重が初めて40%を超えた。財閥の経済力集中現象がますます深刻化されているということだ。大企業の成長果実が中小企業と庶民まで届かない状況で、財閥への経済力集中は中小企業の存立を脅かし持続可能な成長を遮りかねないという憂慮の声が大きくなっている。
17日、財閥ドットコムの資料によれば、資産順位10大グループ系列会社の中で銀行・保険など金融会社を除く539ヶ所の昨年売上額は756兆ウォンであり、国内製造・サービス業売上額の41.1%を占めていることが明らかになった。2005年の売上額412兆ウォンに比べ83.5%も増えた。同じ期間にこれら10大グループを除く国内企業の売上額は38.3%の増加にとどまった。2005年に34.4%を記録した10大グループの売上比重は2007年を除き着実に増加してきた。
三星グループは2005年109兆ウォンから昨年209兆ウォンへ売上額が二倍近く増え、全体売上に占める比重も9.1%から11.4%へ上昇した。現代車グループは売上比重が6%から6.7%に、SKグループは5.4%から6.1%、LGグループは5.4%から5.8%に高まった。
株式市場での10大グループの比重も半分を越えた。昨年末10大グループ系列の上場企業90社の時価総額は642兆2880億ウォンで、株式市場全体の51.8%を占めた。17日現在は54.24%(636兆5345億ウォン)だ。
ハン・クァンドク先任記者、イ・ジェミョン記者 miso@hani.co.kr
原文: 訳J.S